兵庫県内で16日、ひょうや突風に警戒を 気象台が注意呼びかけ 4月には多数被害

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 神戸地方気象台は15日、兵庫県内で16日に大気の状態が非常に不安定となり、ひょうや激しい突風、落雷や急な強い雨に注意が必要との気象情報を発表した。

 16日は近畿地方の上空にこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みで、同日未明から夜遅くにかけて、ひょうや突風などへの警戒が必要という。同気象台は、発達した積乱雲が近づく兆しがあれば、建物内などで安全を確保するよう求めている。

 兵庫県南部では4月16日夜にひょうが降り、東播地域などを中心に民家の雨どいや車、ベランダの屋根の破損といった被害が相次いだ。直径2~3センチもあるひょうが目撃され、東播地域では5月1日時点で4300件超の相談が寄せられた。姫路市でも4月末時点で罹災証明書などの申請件数が約300件に達した。(上田勇紀)

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