【時短和食】フライパンで「肉じゃが」が味しみで絶品になる! 後片づけもラクラク

和食を作るのはめんどう……と思い込んでいませんか。和食を簡単に作るコツは、使う調理道具を「フライパンだけ」にしぼることにありました! あと片づけもラクチンなので、忙しいマチュア世代にもぴったり。教えていただくのは、料理研究家でシェフの川上文代さん。和食の代表「肉じゃが」の作り方をうかがいます。

↓↓こちらもどうぞ

フライパンひとつで、煮込み料理が作れます。
「肉じゃが」や「さばのみそ煮」、「切り干し大根と油揚げの煮物」など、ふだんはなべで作る煮込み定番煮物も、フライパンでOK! 焦げつきにくいので、初心者も安心&洗い物もラクチンです。

深型フライパン24㎝を使用します

材料(2人分)

1人分/糖質46.5g、416kcal 調理時間/30分

豚肩ロース薄切り肉…150g
じゃがいも…小2個(250g)
玉ねぎ…1個(200g)
パプリカ(赤)…1/4個(40g)
さやいんげん…2本(20g)
しょうがの薄切り…1かけ分
酒…大さじ2
みりん…大さじ1

[A]
だし…1.5カップ
砂糖…大さじ3

しょうゆ…大さじ2
サラダ油…小さじ2

準備

豚肩ロース薄切り肉…3㎝幅に切り、ほぐす
じゃがいも…4~6等分に切る
玉ねぎ…2㎝厚さのくし形に切り、ほぐす
パプリカ…縦に1㎝幅に切る
さやいんげん…ラップで包んで電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱し、長さを半分に切る

作り方

①いためる

【中火→強火】
フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、しょうがをいためる。香りが立ったら強火にし、玉ねぎを加えていためる。しんなりしたら、じゃがいもを加えていため合わせる。

【強火】
じゃがいもの表面が透き通ってきたら豚肉を加えていためる。

加熱ムラができないように、豚肉は箸で1枚ずつ上下を返してほぐしながらいためる。
②酒、みりんを加える

【強火】
肉に火が通ったら、パプリカを加えてさっといため、酒、みりんを加えて煮立たせ、アルコール分をとばす。

③煮る

【強火→弱火】
[A]を加え、フライパンの底についたこびりつきをへらでこそげとる。ふつふつと煮立ってきたらアクをとり、ふたをして弱火にし、15分煮る。

こびりついたまま煮ると、焦げつきの原因に!
④しょうゆを加える

【弱火】
じゃがいもがやわらかく煮えたら、しょうゆを加え、さやいんげんを入れてさっと煮る。

しょうゆを入れるタイミングの目安は、じゃがいもに竹ぐしを刺して、スッと通ったとき。

おいしさUP!ポイント

野菜をいためてから肉を加えれば、なべの底に肉がくっつかず、いためた野菜のうまみを肉が吸って、よりおいしくなります。

押さえておきたいおいしい和食のテクニック

下ごしらえのひと手間は惜しまない

野菜のアク抜きや下ゆでなどのひと手間で、味や見た目に大きく差がつきます。れんこんや里いもなどは下処理ずみのものが売られているので、これらを利用してもOKです。

※この記事は『フライパンで!時短和食』川上文代著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

※2023年12月8日に配信した記事を再編集しています。


© 株式会社主婦の友社