アストロズ右腕が退場、不正な粘着物質使用か グラブ没収、米記者「10試合の出場停止」指摘

アスレチックス戦先発したアストロズのロネル・ブランコ投手【写真:ロイター】

アスレチックス戦に先発のブランコ

米大リーグ・アストロズのロネル・ブランコ投手が14日(日本時間15日)、アスレチックス戦で退場処分を受けた。先発登板していたが、試合中にグラブを確認されたあと、ゲームから退いた。

4回の投球前、マウンド付近に審判団が集まり、ブランコのグラブを確認。場内は騒然となった。粘着物質が確認されたのか、ブランコは首を振りながらベンチへと退いた。エスパーダ監督が抗議するも実らず、2番手スコットが登板した。

米ヒューストンのラジオ局「SportsTalk 790」の司会者アダム・ウェクスラー氏は「4回表、アストロズのブランコが審判にグラブのチェックを受けた。そして他の審判も呼び、ブランコを退場させた」と自身のXで説明。「グラブの内側の何かが“粘着性”がありすぎると思われる」とも推測し、こういったケースでは「大抵は、出場停止処分となる」とも指摘した。

米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のアストロズ番チャンドラー・ローム記者もXで「審判らはロネル・ブランコのグラブを没収し、ロッカールームへ持ち込んだ。ブランコには10試合の出場停止処分が科せられる」と指摘した。

ブランコは4月のブルージェイズ戦ではノーヒットノーランを達成していた右腕。試合前まで今季7試合に登板して4勝0敗、防御率2.23の好成績を残していた。米大リーグでは2021年から不正投球の取り締まり強化のため、イニング間などに審判が投手のグラブなどをチェックしている。

THE ANSWER編集部

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