リボ払い:便利の裏に潜む落とし穴
リボ払いは、毎月の支払額を一定にできる便利な支払い方法として、多くのクレジットカードで利用されています。
しかし「リボ払いは人生が終わる」と言われるほど、デメリットも大きいのです。どのようなデメリットがあるのか詳しく解説します。
利息の負担が大きい
リボ払いの最大の問題点は、高額な利息です。リボ払いには、毎月の支払額に利息が上乗せされます。利息はカード会社によって異なりますが、年利15%前後と他のローンと比べても高額です。
完済までの道のりが長い
リボ払いは、完済までに長い時間がかかるといわれています。例えば、50万円の借り入れを月々1万円ずつ返済した場合、完済までに約6年半かかる計算になります。その間、利息だけで約30万円も支払うことになるのです。
計画的な返済が難しい
リボ払いは、毎月の支払額が一定なので、計画的に返済しているつもりになりがちです。しかし、実際には利息がどんどん膨らんでおり、計画的に返済しているとは言いにくい状況になるでしょう。
リボ払いのメリット
しかし、リボ払いにはデメリットだけではなく以下のようなメリットもあります。
毎月の支払額が一定なので、家計管理がしやすい
リボ払いは、利用金額に応じて毎月の支払額が一定になります。ボーナス払いのように、ボーナス時期にまとまった支払いをする必要がないため、家計管理がしやすいメリットがあります。
高額な商品を購入する場合でも、手元にまとまったお金がなくても購入できる
リボ払いを利用すれば、手元にまとまったお金がなくても、高額な商品を購入できます。例えば、30万円のテレビを購入する場合、リボ払いを利用すれば毎月の支払額を1万円にできます。
リボ払いを利用する際の注意点
リボ払いは、毎月の支払額を一定額にできる便利な支払い方法ですが、使い方によっては多額の利息を支払い続けることになります。そのため、知らないうちに多くのお金を支払うことになってしまう可能性もあります。そのためリボ払いを利用する際には、以下の点に注意しましょう。
利息の仕組みを理解する
リボ払いは、利用金額に応じて利息が発生します。利息は年利15%前後で、カード会社によって異なります。
支払期間を短くする
毎月の支払額が少なすぎると、支払期間が長くなり、支払総額が高くなります。利息負担を軽減させるためにも、できるだけ早く完済するようにしましょう。
利用状況を定期的に確認する
利用金額や支払額、利息の支払い状況などを定期的に確認し、リボ払いの利用状況を把握しましょう。
他の支払い手段と対比して検討する
支払い方法には分割払いボーナス払いなど、さまざまな支払い方法があります。それぞれの支払い方法のメリットとデメリットを比較検討した上で、自分に合った支払い方法を選びましょう。
リボ払いは慎重に活用すべき
リボ払いは、毎月の支払額を一定額に設定できる便利な支払い方法ですが、高額な利息という大きなデメリットがあります。リボ払いを利用する場合は、リスクを十分に理解した上で、計画的に返済するようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー