過去最大のボロ儲けに阪神ナイン高笑い! 親会社が“日本一効果”如実な決算発表

岡田彰布監督もニンマリ(C)共同通信社

日本一効果は37億円で過去最高水準だという。

14日、阪神の親会社である阪急阪神ホールディングスが2024年3月期決算を発表。昨年、岡田監督(写真)率いる阪神が38年ぶりに日本一を達成したことで、「エンタテインメントセグメント」の営業利益は38億円増の112億円を計上。同社のステージ事業で宝塚歌劇が減収減益になる中、会社全体の営業利益141億1900万円のおよそ8割を占めた。

阪神は12球団屈指の収益力を誇る。昨季入場者数は12球団トップの291万5528人。CSファイナルステージでも、13万人近い観客を動員した。今季も1試合平均4万1443人は2位の巨人に約2800人差をつけて12球団トップ。そのうえ、グッズや飲食もバカ売れしているという。

このボロ儲けにニンマリしているのが選手だ。優勝&日本一を達成した昨オフの契約更改では、各選手が軒並み増額に。今年の日本人選手の平均年俸は23年度から約1200万円増の5595万円にジャンプアップした。最大級の利益を上げただけに、連覇を達成すればさらなる還元を受けられるのは間違いない。

まして今季は大山、青柳ら主力選手がFA権を取得。水面下ではすでに、球団との“銭闘”が行われているともっぱらだ。

世の中の不景気はどこ吹く風。虎ナインにはバラ色のオフが待っている。あくまで優勝できればの話だが。

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