特養老人ホームで虐待か 入所女性の胸や脇腹に複数のあざ「この職員の介助はもう嫌だ」職員同士の隠ぺいも

函館市の特別養護老人ホームで入所者の女性に複数のあざが見つかり、市が職員による虐待がなかったかどうか調査していることがわかりました。

函館市によりますと、函館市釜谷町の特別養護老人ホーム「潮寿荘」で今年3月、施設に入所する女性の胸や脇腹に複数のあざが確認されました。施設側の聞き取りに対し女性は特定の職員の名前を挙げて「この職員の介助はもう嫌だ」と訴えたということです。市は女性のあざがぶつけてできるようなあざではなかったことから職員による虐待の可能性があるとみて調査しています。

特別養護老人ホーム・柏原美之施設長)

「虐待がなかったと言えるわけではないが、虐待があったというようなものもないと(病院や警察)から言われた」。

また、この施設では去年10月複数の職員が夜勤中に酒を飲み必要な薬を与えなかったりおむつ交換を雑に行っていた上、職員同士で隠ぺいしていたこともわかったということです。

市は適切なケアが行われなかったネグレクトの可能性も含めて調査しています。

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