【早出し】米沢の歴史や自然楽しんで 台湾の高校生が九里学園高訪れる

歓迎セレモニー後、集合写真に納まる台湾の高校生ら(前列)=米沢市・九里学園高

 台湾の埔里(プーリー)高級工業職業学校の高校生が14日、姉妹校である九里学園高(511人、九里広志校長)を訪れた。2泊3日の日程で同校生徒の自宅にホームステイし、交流を深める予定で、同日歓迎セレモニーが行われた。

 異文化への理解を深めて仲間意識を育んでもらおうと、2019年に姉妹校となった両校が企画した。新型コロナウイルス禍を挟んで19、23年の計2回、九里学園高の生徒が埔里高を訪問。今回初めて同校生徒を受け入れた。

 セレモニーでは生徒会長の井上凛さん(17)が「お会いするのを楽しみにしていた。米沢の歴史や自然を楽しんで」とあいさつし、埔里高3年のセン・イーシェンさん(18)が「昨年、九里の生徒が台湾に来た時も仲良くなれた。今回も交流できてうれしい」と話した。九里学園高生徒による吹奏楽演奏やダンス、剣道の演武披露もあり、日本の文化に触れた台湾の高校生が拍手を送っていた。

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