ドジャースの大谷翔平投手（２９）は１４日（日本時間１５日）に敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に「２番・ＤＨ」で先発出場し、４回に６試合ぶりの一発となる１２号先制ソロを放った。
打った瞬間だった。４回先頭、相手先発の右腕ウィンの初球、真ん中のやや内角よりの８８・７マイル（約１４２・７キロ）のスライダーを豪快に振り抜いた。打球の行方を目で追って確信歩き。球場は悲鳴と歓声が交差した。角度２６度、打球速度１１３・４マイル（約１８２・５キロ）の弾丸ライナーは右中間席を超え、通路に着弾。惜しくも右翼席後方のマッコービ湾に飛び込む本塁打、〝スプラッシュヒット〟にならなかったが、飛距離４４６フィート（約１３５・９メートル）の超特大弾だった。先制の１２号ソロでナ・リーグトップに並んだ。
ジャイアンツ戦での一発は４月３日以来、２本目。オラクル・パークでは初アーチだ。これで本塁打を放ったのは２５球場目で日本選手最多を更新した。
初回一死無走者はカウント２―１からの４球目、内角高めの９７・６マイル（約１５７キロ）のフォーシームに押し込まれて平凡な左飛に倒れた。
本塁打だけでなく打率、安打数、長打率、ＯＰＳなど計８個の項目でリーグトップとなった大谷。勢いの止まらぬ快進撃でドジャース打線をけん引している。
