知人男性を殺害した罪に問われた男(44) 検察が懲役16年を求刑 弁護側「殺意なく懲役5年が相当」

去年6月、福岡市東区で知人の男性を刃物で刺して殺害したとされる男の裁判員裁判で、検察側は15日、男に懲役16年を求刑しました。

太ももを刃物で複数回

起訴状などによりますと解体作業員の白水義人被告(44)は去年6月、福岡市東区の路上で知人の男性の太ももを刃物で複数回刺すなどして殺害したとして、殺人などの罪に問われています。

これまでの裁判で白水被告は、「殺意は抱いていません」と起訴内容の一部を否認しています。

15日の論告求刑で検察側は、「傷の数や程度から一方的かつ執拗な攻撃をしていて、殺意はあった」と主張。

「犯行態様は極めて悪質」として、懲役16年を求刑しました。

一方、弁護側は、「殺意は認められず、傷害致死罪が成立する」として、「懲役5年が相当」と主張しました。

判決は5月20日に言い渡される予定です。

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