大谷翔平、特大136m弾は「バリー・ボンズのような打球」 通算762発男に比肩「何という当たり」

ジャイアンツ戦に先発出場し、12号HRを放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

敵地放送局が元ジャイアンツの大スターと比較

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地サンフランシスコで行われたジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場し、4回に今季12号ソロを放った。6日(同7日)のマーリンズ戦以来、出場6試合ぶりの一発。飛距離136メートルに及ぶ特大弾に驚いたのが、ジャイアンツ側の放送席。「バリー・ボンズのよう」とかつてここを沸かせたスーパースターと比較している。

大谷は4回先頭で打席に立つと、右腕ウィンの初球スライダーを叩いた。打球は右中間最深部へ伸び、スタンド上部の通路で跳ねた。打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離446フィート(約136メートル)に及ぶ特大弾。右翼後方に迫る海へと飛び込む「スプラッシュ・ヒット」にはわずかに届かなかったものの、リーグトップのマルセル・オズナ(ブレーブス)に再び並んだ。

この一撃に驚いたのが、ジャイアンツの地元局「NBCスポーツ・ベイエリア」の放送席だ。実況のジョン・ミラー氏が「球場の深い部分まで叩きつけました! 何という当たり! ドジャース1-0」「聞こえているように、ここオラクルパークには多くのドジャースファンが来ています」と場内の様子を伝えている。

さらに「バリー・ボンズのような打球でしたね。この球場がまだできたばかりの初期に彼は球場の深い位置まで打ち込んでいました。かなりの余裕があったものです」と、シーズン73本塁打、通算762本塁打のメジャー最多記録をもつスターと比較している。

これに解説のマイク・クルコウ氏は「オオタニほど長身で、あれだけ速く走れ、あれだけ速い球を投げられ、彼がバットで球を完璧に捉えたときの音は比類がありません。それこそバリー・ボンズのようですよ」と同意。かつてこの球場を沸かせた大打者の姿を重ね合わせていた。

THE ANSWER編集部

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