氷は「製氷機での自作」と「コンビニでの購入」のどちらが節約になりますか?

冷蔵庫の製氷機能で氷を作った場合の費用は?

冷蔵庫にかかる年間電気料金は「年間消費電力量(キロワットアワー)×電気料金単価(円)」で求められます。

年間消費電力量は商品によって異なるため、冷蔵庫のカタログ表などを見て確認しておきましょう。

ここでは、冷蔵庫の年間消費電力量のすべてが製氷するのにかかっていると仮定します。

例えば、電気料金単価を31円/キロワットアワーとして、年間消費電力量が259キロワットアワーの冷蔵庫で計算すると、「259キロワットアワー×31円/キロワットアワー=8029円」となります。

これを365日で割ると、1日にかかる冷蔵庫の電気料金は約22円です。

また、氷を自作する場合は水道代もかかります。

厚生労働省によると、水道料金の全国平均は1リットルあたり約0.2円なので、冷蔵庫の製氷室の容量を18リットルとした場合、約3.6円となります。

電気料金と合わせると、約25.6円かかる計算です。

コンビニでは氷をいくらで購入できるのか?

コンビニで氷を購入する場合にかかる費用についても確認しておきましょう。

取り扱っている氷の容量や価格はコンビニによって異なりますが、500グラム116円で購入した場合を想定します。

コンビニで購入した氷を魔法瓶などの水筒に入れて保管しておけば、冷凍庫がなくてもその日に使用する氷をある程度は確保できるでしょう。

月単位・年単位にするとどちらが節約になる?

冷蔵庫の製氷機能で毎日氷を作った場合と、コンビニで週に3回氷を購入した場合ではどちらが節約になるのかを考えてみましょう。

コンビニで氷を購入する場合は保管しておくための水筒を用意する必要があるため、購入費用を3000円としてプラスして計算します。

表1

※筆者作成

上記の計算では、冷蔵庫の製氷機能で氷を作ったほうが安く済みます。

もちろん、氷を使う量や頻度によっても変わってくると思うので、その点も踏まえたうえで計算してみるとよいでしょう。

「製氷機で自作」のほうが節約できる可能性がある

冷蔵庫の製氷機能で氷を作った場合、1ヶ月で700円前後の電気代と水道代がかかる計算になります。

コンビニで氷を購入するほうが少し高くつく可能性があるため、できるだけ節約したいのであれば冷蔵庫の製氷機能を使ったほうがよいかもしれません。

ただし、氷の使用量や使用頻度にもよるため、自分の家の場合はどちらがお得なのかよく考えてみることをおすすめします。

出典

厚生労働省 いま知りたい水道 わたしたちが払っている水道料金はいくらなの?(3ページ)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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