トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、マンチェスター・シティに敗れた試合後に「クラブの土台が非常にもろい」と苦言を呈した。イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
ポステコグルー監督率いるトッテナムは、ホームでマンチェスター・シティとの試合に臨んだ。トッテナムはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の可能性を残すためにも勝利が絶対条件だった。しかし、51分にFWアーリン・ハーランドのゴールで先制を許し、90+1分にもハーランドがPKを決めて0-2で敗戦した。
試合後の会見で、ポステコグルー監督は「来季に向けて築こうとしているものの土台が見えたか」という質問に対してこう答えた。
「いや。この48時間で、このクラブの土台が非常にもろいことが分かった。私がそう考えているだけだが、48時間でかなりのことが明らかになったと思う。初心に立ち返らなければいけないこともある。クラブの内外を問わず、どこでもだ。興味深い演習になったよ」
「単なる観察だよ。私自身のためだから、伝えるつもりはない。私がやるしかないんだ。なにが起こったのかは各々が判断して欲しい。勝てるチームにするために、どういう努力が重要なのか、私はおそらく状況を読み違えた。だが大丈夫だ。そのために私はここにいる」
そして、「アーセナルとのライバル関係がつながっているのか」という質問には、こう答えた。
「ライバル関係には興味がない。ただ勝ちたいんだ。トッテナムで成功を収めたいんだ。周囲がどう考えようが、なにを優先しようが、私にはまったく興味がない。勝てるチームに育て上げるためになにが重要か理解しているし、そこに集中する必要がある」