メタ、Workplace打ち切りへ AIとメタバースに集中

[14日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは14日、ビジネス向けコミュニケーションツール「Workplace(ワークプレイス)」の商業サービス提供を打ち切る方針を明らかにした。人工知能(AI)とインターネット上の仮想空間「メタバース」の技術開発に集中するためだ。

ユーザーは来年8月まで利用可能で、2026年6月以降は完全閉鎖する。ただメタ社内のメッセージングボードとしては引き続き使うという。

広報担当者は「われわれはワークプレイスを打ち切り、働き方を根本から変えると信じているAIとメタバースの技術構築に専念する。向こう2年で、ワークプレイスの顧客にはズームのWorkvivo製品に移行する選択肢を提示していく」と述べた。

ワークプレイスは、さまざまな組織の従業員が空間を共有し、協力して仕事ができるようなる機能などを備え、16年に初めて導入された。

メタは既にAIとメタバースに多額の資金を投じており、増大するコストが成長に打撃を与えるのではないかとの懸念が生じている。

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