WBCの激闘が再び...日韓レジェンドが終結、一夜限りの真剣勝負が開催へ 過去の対戦成績は?

WBCやプレミア12、オリンピックなど野球の国際大会で数々の名勝負を繰り広げてきた日本と韓国。日本と韓国のプロ野球レジェンド選手たちによる一夜限りの真剣勝負が行われることになった。

日本の監督は2009年のWBC「優勝監督」原辰徳さん

2024年7月22日、WBCなどで活躍した日本と韓国のプロ野球レジェンド選手たちによる真剣勝負「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」がエスコンフィールドHOKKAIDOで開催される。

13日には監督、コーチ、選手など第一弾出場メンバーが発表された。日本の監督は2009年のWBC優勝監督の原辰徳さん。コーチは山田久志さん、緒方耕一さんが発表された。

選手としては、上原浩治さん、岩隈久志さん、谷繁元信さん、城島健司さん、小笠原道大さん、稲葉篤紀さん、福留孝介さんなどが出場する。

韓国の監督は2006年、2009年、2017年のWBC監督を務めたキム・インシクさん。

選手としては、オリックスやMLBでも活躍したク・デソンさん、サンフランシスコ・ジャイアンツのイ・ジョンフ選手の父で、中日でも活躍したイ・ジョンボムさん、2009年WBC韓国代表、パク・キョンワンさんなどが出場する。

試合は7イニング制で選手交代・同一選手の再出場は何度でも可能という特別ルールが採用される。

日本の監督を務める原辰徳さんは次のようなコメントをしている。

「日本と韓国のレジェンドが集う『日韓ドリームプレーヤーズゲーム』で監督を務めることができ、大変光栄です。日本球界にとって、韓国はよきライバルであり、友好国でもある特別な存在です。日韓ともに球史に名を残す選手が揃うとなれば、国際試合で戦ったあの興奮がよみがえってきます。JAPANの監督としてこのメンバーとともに日の丸を胸に、勝利を目指して全力で戦います」

WBCでの過去の日韓戦、対戦成績は?

WBCでの過去の対戦成績は、日本の5勝4敗とほぼ互角だ。

2006年のWBCでは3度対戦。第1ラウンド、第2ラウンド共に1点差で韓国に惜敗。準決勝で3度目の対戦となり、先発の上原浩治さんが7回無失点の好投、代打・福留孝介さんのツーラン本塁打もあり6対0で勝利した。

2009年のWBCでは韓国と5度も対戦。第1ラウンドでは2度対戦し、1度目は14対2と7回コールドで大勝するも、2度目は投手戦となり0対1で敗れる。第2ラウンドも2度対戦し、1対4で敗れた後、6対2で勝利する。

そして決勝でこの大会5度目の対戦。伝説のシーンとして語り継がれている10回のイチローさんの2点タイムリーにより、日本が5対3で勝利。WBC2連覇を果たした。

そして、2023年のWBC第1ラウンドで、WBCでは14年ぶりの日韓戦が実現した。この試合は、吉田正尚選手の3安打5打点、近藤健介選手の1本塁打3打点などの活躍で日本は13対4で勝利している。

これまで幾多の名勝負を見せてくれた日韓の選手たち。7月22日はどのような熱戦を繰り広げてくれるのだろうか。

© 株式会社ジェイ・キャスト