中島啓太は2年ぶりの米国メジャー 五輪&全米切符をかけて「しっかり心の準備を」

大会初参戦の中島啓太(撮影/田辺安啓(JJ))

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前(14日)◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609yd(パー71)

米国で迎える海外メジャーは、2022年「全米オープン」以来になる。大会初参戦の中島啓太は、「しっかり心の準備をしていきたい」と話した。

世界ランクは76位につける(撮影/田辺安啓(JJ))

アマチュア時代を含めて海外メジャーは過去4試合プレーしたが、予選通過は果たせていない。欧州ツアー優勝者として迎える今回は、「全米オープン」(6月13日~/パインハーストリゾート&CC パインハースト No.2)と「パリ五輪」(8月1日~/ル・ゴルフナショナル)への切符をかけた大事な1週間になる。

全米オープン出場権は6月10日付けの世界ランキング上位60位まで、五輪出場は全米オープン直後の6月17日付の五輪ランキングによって決まる。世界ランクは現在76位。五輪ランクは出場圏内の日本勢2番手につけており、3番手の久常涼と出場権を競うことになる。

この日は9ホールをプレーした(撮影/田辺安啓(JJ))

火曜の練習日は悪天候に見舞われ、一時はコースがクローズになったが9ホールをプレーした。「基本的にグリーンセンターに打ってという感じなので、スコアを出しやすいとかは無いと思う。バックナインの14番からは本当にタフなので、しっかりパーを積み重ねていければと思います」と警戒。あす9ホールを回って最終調整を行う。

今週を終えた後、全米オープンまでは欧州ツアーでドイツ、スウェーデンを回る予定。「今週できることに集中してやりたい」とポイントの高いメジャーで、大事な2試合へのチャンスをつかみたい。

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