ムロコーポレーション 24年3月期決算は増収増益 原材料費の価格転嫁進む

ムロコーポレーション

 自動車部品製造のムロコーポレーション(宇都宮市清原工業団地、室雅文(むろまさふみ)社長)が14日発表した2024年3月期連結決算は、売上高が前期比8.3%増の236億5500万円、経常利益が2.5倍の19億5千万円、純利益が4.5倍の13億1700万円と増収増益だった。

 海外拠点で原材料費の価格転嫁が進んだほか、円安による為替差益が約3億8千万円あり利益を押し上げた。生産体制の効率化によるコスト削減も増益に寄与した。

 25年3月期の連結業績予想は、売上高が3.5%増の244億8900万円、経常利益が24.5%減の14億7300万円、純利益が30.2%減の9億1900万円。年間配当予想は1株当たり1円増配の45円。

© 株式会社下野新聞社