米ボーイング、4月商用機納入が前年比2機減の24機

[14日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは14日、4月の商用機納入が前年同月の26機から2機減少の24機だったと発表した。このうち737MAX機は1機減の16機だった。

4月は33機のキャンセルが発生し、このうち29機はカナダの格安航空会社リンクス・エアの運航終了に伴うものだった。

ボーイングは製造品質向上のためMAX単通路機を減産している。今年1月5日に737MAX9型機が飛行中、ドアプラグと呼ばれる部分が吹き飛ぶ事故が起こり、規制当局の監視強化につながったためだ。

ボーイングの今年の累計納入数は107機にとどまった。

競合の欧州航空機大手エアバスが今月初めに発表した4月の納入は13%増の61機で、今年の累計は203機だった。

航空機メーカーは納入に伴って、収益の大部分を受け取ることが可能になることから米金融市場では注目度が高い。

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