エーザイ、内藤景介氏が代表執行役専務に昇格 35歳

Shinichi Uchida

[東京 15日 ロイター] - エーザイは15日、内藤晴夫最高経営責任者(CEO)の子息でアルツハイマー病(AD)部門のグローバルオフィサーを務める内藤景介常務執行役(35)を代表執行役専務に昇格させる人事を決めたと発表した。就任は6月14日付。

エーザイは異動の理由について、アルツハイマー病治療薬レケンビ(レカネマブ)による認知症エコシステム構築に総力を挙げて取り組む中で、この戦略に基づく企業価値の最大化をリードする景介氏を代表執行役とし、企業理念の実現や持続的な成長を果たすと説明している。

景介氏は昨年6月に常務執行役となり、アルツハイマー病部門を統括してきたアイヴァン・チャン氏の後任として同年8月にグローバルADオフィサーに就いていた。

エーザイは15日の決算説明会で、レケンビの24年度売上収益について、昨年度の43億円から565億円に拡大するとの見通しを示した。内訳は米国435億円、日本100億円、その他が30億円。

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