日本ハム・新庄監督が3フィートアピールも認められず 西武・村田が大きく迂回も石井がタッチの構え見せず 岩本勉氏驚く「ライトの守備位置」

 4回、佐藤龍の二ゴロで二塁に進んだ一走・村田の走塁について審判に説明を求める新庄監督(左)=撮影・中島達哉

 「日本ハム-西武」(15日、エスコンフィールド)

 日本ハムは新庄監督のアピールも実らず、失点した。6点リードの四回、1点を返されなおも1死満塁の場面で、西武・佐藤龍がボテボテの二ゴロを放った。一走の村田はタッチされまいと走路を大きく外れた。二塁の石井はタッチの構えを見せずにそのまま一塁へ送球。三走の生還が認められた。

 これに日本ハムナインが、3フィートオーバーをアピール。球場も騒然となった。新庄監督も球審の土山に確認し、審判団が集まって話したが、判定は変わらず。その後、さらに1点を奪われ、一気に3点差に詰め寄られた。

 GAORAの中継で解説を務めた岩本勉氏は「もうちょっとでライトの守備位置ぐらい言ってないか」と、驚きを口にしつつ、「アンパイアのジャッジがすべてですからね」と語った。

 ◇野球規則5.09b 次の場合、走者はアウトとなる。(1)走者が野手の触球を避けて、走者のベースパス(走路)から3フィート以上離れて走った場合。ただし、走者が打球を処理している野手を妨げないための行為であれば、この限りではない。この場合の走者のベースパス(走路)とは、タッグプレイが生じた時の走者と塁を結ぶ直線をいう。

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