アジア人史上最高ランクで井上尚弥は惜しくも2位 4位にファイティング原田

井上尚弥は2位だった

海外メディア「SPORTSTER」が史上最高のアジア人ボクサーの10人を選定し、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)は歴代2位にランクインした。

同メディアは「アジア最強ランキング」について「アジアはスポーツ界に大きな影響を与えたボクシングチャンピオンを輩出してきた」とし「世界最大でもっとも人口の多い大陸であるアジアが偉大なボクシング選手を輩出してきたことは、驚くべきことではない。この地域はボクシングの現在の状況を形づくり続けている」と指摘した。

10位にはフライ級で15度の防衛に成功したポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)、9位は井上と2度激突した「閃光」ノニト・ドネア(フィリピン)、8位は「タイのタイソン」と呼ばれたカオサイ・ギャラクシー(タイ)。7位に「元祖・閃光」のガブリエル・エロルデ(フィリピン)が入り、6位は1923年に東洋人初の世界王者となったパンチョ・ビリャ(同)、5位にアジア初のミドル級王者セフェリーノ・ガルシア(同)が選ばれた。

4位には1960年代に2階級制覇を果たしたファイティング原田。同メディアは「日本ボクシングのアイドルだった」とし、3位は2000年代に活躍し「ドラゴン」との異名を持つクリス・ジョン(インドネシア)。2位が井上で「スーパーバンタム級の圧倒的チャンピオン。日本のスターはアジアだけではなく世界でも最大のスターだ」と伝えた。

井上を抑えて「アジア最強」の1位となったのは元6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)。同メディアは「アジアで最も偉大なボクサーは、ボクシング界がこれまで生み出した最も優れたファイターだ。ボクシング史における彼の地位は確固たるものになる」という。

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