マンCグアルディオラ監督が緊急出場で好守の“第2GK”を絶賛「我々を救った」「信じられない」

マンCのシュテファン・オルテガ【写真:ロイター】

オルテガがソン・フンミンの決定機を阻止

イングランド1部マンチェスター・シティは、現地時間5月14日にプレミアリーグ第34節延期分でトッテナムと対戦。エースFWアーリング・ブラウト・ハーランドの2得点で2-0の勝利を収めた。チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、緊急出場でチームを救ったGKシュテファン・オルテガを称賛していた。英紙「ガーディアン」が報じている。

暫定首位アーセナルを勝ち点1差で追いかけていたシティは敵地での大一番に臨んだ。後半7分にMFケビン・デ・ブライネの折り返しからハーランドが決め、重要な3ポイント獲得に向けて大きな先制点を奪った。

シティはクロスボールを捕球した際の接触の影響でGKエデルソンが同24分に途中交代を余儀なくされるアクシデントに見舞われたが、交代出場したオルテガがチームを救った。ピッチに立って2分後にMFデヤン・クルゼフスキの至近距離からのシュートを防ぐと、さらに同41分には韓国代表FWソン・フンミンとの1対1の決定機で、シュートを右足一本でブロック。抜群の反射神経でピンチを脱した。

オルテガの活躍でトッテナムの猛攻をしのいだシティはアディショナルタイムにFWジェレミー・ドクが獲得したPKをハーランドが決めて追加点をゲット。そのまま完封勝利で首位に浮上している。

オルテガのビッグセーブを見てピッチに倒れ込むリアクションもあったグアルディオラ監督は試合後、殊勲のドイツ人GKへ惜しみない賛辞を送っていた。

「彼は我々を救った。そうでなければアーセナルがチャンピオンになっていた。それが現実だ。その差は本当にわずかなもの。ソン(・フンミン)のセーブはオーマイゴッドだ。信じられない。1対1において、シュテファンは私が見てきた中でも最高のキーパーの1人。立ち上がり、決して倒れない。これこそがドイツのカルチャーだ」

この勝利で勝ち点を88に伸ばしたシティは残り1試合で2位アーセナルとの勝ち点差が2に広がった。最終節で勝てば文句なしで前人未到の4連覇が決まる。オルテガのビッグセーブがチームに新たなタイトルをもたらすことになるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)

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