大補強ジャイアンツに止まらぬ離脱者 10失点大敗で地区首位ドジャースまで10ゲーム差

● ジャイアンツ 2-10 ドジャース ○
<現地時間5月14日 オラクル・パーク>

サンフランシスコ・ジャイアンツが本拠地で地区首位ドジャースに連敗。借金が6に膨らんだ。

ジャイアンツは4回表に大谷翔平の12号ソロで先制を許すと、登板した3投手いずれも失点を記録し、最終的に10失点。打線は得点圏で14打数2安打と決定力に欠き、2得点止まり。大敗を喫し、同地区カード負け越し。首位ドジャースまでの差は10ゲームに広がった。

ジャイアンツは試合前、正捕手のパトリック・ベイリーが脳震盪により7日間の負傷者リスト入り。現地時間11日の試合で復帰したばかりだったが、その1試合をもって、またしても戦線離脱となった。

オフに大補強を敢行したジャイアンツだったが、先発左腕ブレーク・スネルがデビュー3連敗を喫し、現地時間4月21日に負傷者リスト入り。さらに打率、本塁打、OPSなどでチームトップの数字を残していたマイケル・コンフォートをはじめ、5月前半だけで計7人の野手が離脱。この中には新加入のホルヘ・ソレアや李政厚も含まれ、補強組で唯一、出場を続けている正三塁手マット・チャップマンは打率.210、OPS.605という成績。誤算が重なり、強豪犇めくナショナル・リーグ西地区で苦戦が続いている。

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