お風呂の天井掃除の方法を解説!簡単にできる掃除手順や汚れの予防法も

お風呂の天井掃除が必要な理由3つ

はじめに、お風呂の天井掃除が必要な理由を3つ解説します。普段はあまり気にならない箇所かもしれませんが、放置しすぎるとさまざまな不具合が出てくるので、定期的に掃除をするのがおすすめです。

(1)カビが浴室中に繁殖する危険性がある

水蒸気が付着し、温かく、栄養(石鹸カスや皮脂汚れ)があるお風呂は、カビが繁殖する条件がそろっています。天井のカビは、床やパッキンの黒カビとは違って目に見えないことがほとんどです。天井のカビを放置しすぎるとカビ胞子が落ちてきて壁や床に付着し、浴室全体に広がる危険性があります。

(2)健康を害する可能性がある

目につきやすいカビ掃除を何度もしてもすぐにカビが繁殖してしまうのは、天井から落ちたカビが空気中に漂って床や壁などに付着していると考えられます。空気中にカビ胞子がある環境で空気を吸い込むと、体内に入りこむこととなり、健康を害する可能性があります。

(3)浴室乾燥を使うとカビが落ちて衣類に付着する

浴室乾燥は、花粉が舞う季節や梅雨の時期に洗濯物を干すのに便利ですが、天井のカビを掃除しないと、空気中に舞うカビが衣類に付着します。せっかく洗濯した衣類をきれいな状態で乾かすためにも、お風呂の天井掃除は定期的に行うがおすすめです。

お風呂の天井掃除に必要な掃除グッズ6つ

この章では、お風呂の天井掃除に必要な掃除グッズを6つ紹介します。ぜひ、掃除の準備に役立ててくださいね。

(1)持ち手の長いフローリングワイパー

(2)フローリングワイパーにつけるドライシート(キッチンペーパーやタオルも可)

(3)洗剤(カビ取り剤か風呂用中性洗剤)

(4)きれいなタオル2枚

(5)ゴム手袋、マスク、メガネなどの保護用グッズ

(6)メラミンスポンジ

手の届きにくい天井掃除には、持ち手が長いフローリングワイパーが便利です。手を伸ばして隅々まで拭くのは難しいので、フローリングワイパーにシートを付けて掃除に使いましょう。

殺菌能力が高いカビ取り剤使うのをおすすめしますが、手荒れや目に入るのが心配な方や、臭いがきつく感じる方は、お風呂掃除用の中性洗剤を使うのもおすすめです。汚れの程度や体質に合わせて洗剤を選びましょう。

お風呂の天井掃除の手順を解説

この章では、お風呂の天井掃除の具体的な手順を解説します。天井掃除は難しそうに感じますが、意外と簡単なので手順を参考に進めてみてくださいね。

1.換気をする

空気がこもった空間で洗剤を使うと、洗剤を吸い込んでしまう危険性があります。必ず換気扇を回し、ドアを開け、空気が循環している環境を整えてから掃除を始めましょう。

2.汚れやほこりがひどい場合はスポンジでこすり落とす

天井の汚れがひどい場合は、はじめにメラミンスポンジなどでこすり落とすのがおすすめです。ある程度スポンジで汚れを落としてからカビ取り剤を付けると、浸透しやすくなりますよ。

3.フローリングワイパーにシートをつける

フローリングワイパーにドライシートを取り付けましょう。ドライシートがなければ、キッチンペーパーや新しいタオルでも代用可能です。

4.カビ取り剤や中性洗剤を染み込ませて天井全体に塗る

洗剤をドライシートに充分染み込ませましょう。この時天井に直接洗剤を吹きかけてしまうと、液が垂れて目に入ったり服に付着したりする恐れがあります。シート側に付けても垂れてくる危険性は充分あるので、掃除の際はゴム手袋、マスク、メガネなどの保護用グッズを着用しましょう。

5.10〜20分放置する

汚れの程度によりますが、洗剤を天井に塗ったら10〜20分を目安に放置します。汚れが頑固な場合は、30分程おいておくと洗剤が浸透して取れやすくなりますよ。各洗剤の説明書につけ置きの時間が書いてあるので参考にしてください。

6.水を含ませ固く絞ったタオルで全体を拭く

つけ置きが終わったら天井全体を拭き取っていきます。この時、水を多く含ませたタオルを使うと液垂れの危険性があるので、固く絞ったタオルで拭き取ってください。シャワーで一気に流すのは、カビ取り剤が飛び散って危険なのでやめましょう。

7.乾いたタオルでから拭きをして乾燥させる

カビ取り剤がしっかり取れるまで2〜3回水拭きをしたら、最後は乾いたタオルでから拭きをして乾燥させます。水滴が残っているとカビが繁殖する原因になるのでしっかり水分を取り除いてください。

お風呂の天井に汚れをつきにくくする予防法5つ

せっかく掃除をしたお風呂の天井は、なるべくきれいに保ちたいですよね。最後に、お風呂の天井の汚れを予防する方法を5つご紹介します。

【1】天井掃除の最後にアルコールスプレーをかけて拭きあげる

から拭きまで終わった後にアルコールスプレーで仕上げに拭くと、新たなカビを発生させる予防になります。掃除の要領と同じく、フローリングワイパーに吹きかけてから全体に広げて拭きます。揮発性が高いアルコールスプレーは液だれの心配が少なく、手軽に塗れるのが嬉しいポイントです。

【2】入浴後、お風呂全体に50度以上のお湯をかける

普段からできる予防方法としては、お風呂を使用した後に50度以上の熱いお湯を全体にかけるのがおすすめです。黒カビは熱に弱い性質があり、50度以上の熱で死滅します。さらに、お湯は水よりも蒸発しやすく、湿気がこもりにくい特徴があるので、カビを予防する効果があります。

【3】室内の水滴はそのまま放置せず拭き取る

水滴が残っているとカビが繁殖しやすくなるので、壁や天井、床の水滴はなるべく取り除くようにしましょう。タオルで拭き取るのもいいですが、水切りスクイジーを使うと簡単に水滴を除去できるのでおすすめです。

【4】しっかり換気をする

カビは、温かくて湿気がこもっている場所を好みます。予防するには、換気扇の使用や、ドアを開けて換気するのはもちろん、お風呂を使用していない時は、窓がある場合は開けて空気を循環させましょう。

【5】月に1回は天井を掃除する

お風呂の天井はどうしても水蒸気が付きやすい場所なので、予防をしていても見えないカビ菌が繁殖しています。頑固な汚れになるまで放置するのではなく、月に1回は洗剤を使って掃除するときれいなお風呂場が保てますよ。

お風呂の天井は定期的に掃除をしてカビ対策をするのがおすすめ!

使用頻度が高いお風呂は、水滴が残っていると湿気がこもり、カビが繁殖しやすくなります。壁や床の掃除に加えて、定期的に天井も掃除をするとカビ予防にもなるのでおすすめです。今回ご紹介した掃除手順を参考に、きれいなお風呂をキープしましょう。

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