中国山東省でコンピューティング・プラットフォーム稼働

中国山東省でコンピューティング・プラットフォーム稼働

11日、山東省科学技術協会主催の泰山科技フォーラムで行われた「山東算網平台」の稼働式。(済南=新華社配信)

 【新華社済南5月15日】中国山東省の国家スーパーコンピューティング済南センターはこのほど、省内のコンピューティング資源を統合したプラットフォーム「山東算網平台」の運用を開始した。

 計算ソフトウエアや業界データ、モデルアルゴリズムなどコンピューティングネットワークサービスの全要素を網羅し、産業分野への応用を推進する。省内16市をカバーし、コンピューティング力の需給不均衡問題の解決を目指す。

中国山東省でコンピューティング・プラットフォーム稼働

10日、国家スーパーコンピューティング済南センターのスーパーコンピューター室で、コンピューティング資源の接続状況を検査する研究者。(済南=新華社配信)

 業界関係者によると、各種コンピューティング資源の配備はここ数年、加速しているものの、共有の難しさや連携水準の低さ、産業分野への応用効果の向上など多くの課題があり、活用を進める上で妨げになっていた。

 山東算網は、済南、青島両市にある二つの国家級スーパーコンピューターセンターをコア拠点とし、省内各市の基幹ノードや研究機関、大学、企業などの末端ノードを接続して、各種コンピューティング資源の統合を実現した。

中国山東省でコンピューティング・プラットフォーム稼働

13日、「山東算網平台」の画面。(スクリーンショット、済南=新華社配信)

 済南センターの郭瑩(かく・えい)副主任は山東算網について、単一機関でのコンピューティング力のボトルネックを解消し、供給不足の問題を解決して、多くのアプリケーションに良好なコンピューティングサポートを提供できると説明した。(記者/王陽)

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