ブラックロック、インドに強気 国債ETFのシェア拡大目指す

Dharamraj Dhutia

[ムンバイ 15日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロックは、最近運用を開始した上場投資信託(ETF)を通じてインド国債ETFのシェア拡大を目指している。同社の債券ストラテジストがロイターとのインタビューで語った。

ブラックロックは今年2月、インド国債ETFを立ち上げた。現在2600万ドルを運用している。

インド国債は6月からJPモルガンの新興国債券指数に組み込まれる予定で、国外運用会社の関心を集めている。

ブラックロックのアジア太平洋地域債券ストラテジスト、ホイ・シエン・コアイ氏はロイターとのインタビューで、インドのような「トリッキーな市場」でブラックロックは専門知識を持っており、取引や税金などに関する問題を解決するため投資家を支援していると説明、優位性を強調した。

インドは他のBBB格付け国よりも利回りが高く「際立っている」と指摘し、「(通貨)ルピーが比較的安定しているため、多くの追い風が吹いており、今のところ(インドに)強気だ」と述べた。

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