「ナポリが気の毒?」 元ナポリ&現イタリア代表指揮官のスパレッティ監督、記者の質問に「なんて?なんて?」と返答、囲み取材を“強行突破”

写真:イタリア代表のスパレッティ監督が“古巣”ナポリ関連の質問に怒り? ©Getty Images

イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督が、記者から受けた質問に不快感をあらわにした。

現在65歳のスパレッティ監督は、2023年9月にイタリア代表監督に就任。その前月に電撃辞任したロベルト・マンチーニ前監督の後任として、“アズーリ”の指揮官に任命された。

イタリア代表監督の任務を引き受ける前、スパレッティ監督は2021年から2023年にかけてナポリを率いていた。同クラブでは昨季のセリエAを制覇。33年振りのスクデット獲得を置き土産に、スパレッティ監督はナポリを去っていった。

しかし、今季のナポリは序盤から低迷。シーズン中に指揮官がリュディ・ガルシア氏、ワルテル・マッツァーリ氏、フランチェスコ・カルツォーナ現監督と移り変わる“混迷”ぶりだった。

今夏、イタリア代表はドイツで開催されるUEFA EURO 2024を控えている。スパレッティ監督も記者から同大会に関する質問を受けることが多くなっているが、囲み取材の最中にある記者が突如ナポリに関する質問を投げかけると、表情が一変した。

記者は「今のナポリを見るのは苦痛ですか? 気の毒に感じることはありますか?」と質問。すると、スパレッティ監督は「なんて?なんて?」と繰り返しながら囲み取材の輪を“強行突破”。口元に人差し指を当てつつ、最後まで「なんて?」と繰り返し続けた。

わずか2シーズンの在籍ながら、ナポリで素晴らしい時間を過ごしたスパレッティ監督。記者の質問に思うところがあったようだ。

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