中国の若者、アフターファイブも満喫 習い事にボランティア

中国の若者、アフターファイブも満喫 習い事にボランティア

湖北省武漢市武漢東湖新技術開発区の聯投新青年花山河社区(コミュニティー)の共用サロンで、フラワーアレンジメントについて交流する受講者ら。(1月14日撮影、武漢=新華社記者/杜子璇)

 【新華社北京5月15日】仕事と生活のバランスをどう取るかは現代人の悩みの種。中国では多くの若者が思い思いの解決法を見つけているようだ。プライベートを大事にし、仕事後の時間を目いっぱい生かしてストレスを解消し、自分を高めることも忘れない若者たち。アフターファイブに彼らがいったい何に励んでいるのか、一緒にのぞいてみよう。

中国の若者、アフターファイブも満喫 習い事にボランティア

閩江で経験を共有しつつパドルボードの練習をするウオータースポーツ愛好家たち。(4月27日撮影、福州=新華社記者/周義)

 ジェットサーフィンやカヤックやカヌー、パドルボードなど、屋外のウオータースポーツは遊び方がさまざまで、ストレスを軽減し、人と親交を深め、自然と親しむこともできるため、若い世代の間で人気のスポーツとなっている。福建省福州市閩侯(びんこう)県荊渓鎮の星安緑舟キャンプ場は、閩江(びんこう)流域に位置し、屋外ウオータースポーツを楽しめる場所として人気がある。ほぼ毎週ここを訪れている林立(りん・りつ)さんは「水に落ちてもそれはそれで楽しい。パドルボードに横になって青空と白い雲を眺めるのはとても心地よい」と語った。

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広東省深圳市南山区のロッククライミング館で、ルートを上るロッククライミング愛好家の賀雨思さん。(4月26日撮影、深圳=新華社記者/梁旭)

 かつてはマイナーなスポーツだったロッククライミングは、奥が深いわりに始めるハードルが低いとあって、ここ数年急速に広まっている。頂上まで懸命に登り、自分の体や意志と対話する中で、内面の強さを鍛えることができる。広東省深圳市の会社員、賀雨思(が・うし)さんは「ロッククライミングは自分をリラックスさせる方法の一つ。登りながら恐怖と向き合い、克服すると、仕事で危機に直面したときにも平静な状態でいられる」という。

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天津青年宮で、受講生の呂昕蕾さんに油絵を指導する青年夜間カルチャースクールの講師。(4月26日撮影、天津=新華社記者/趙子碩)

 日が暮れると、天津市青年発展促進センターの夜間スクールの教室に明々と照明がともる。受講生の呂昕蕾(りょ・きんらい)さんにとって、「青年夜間スクール」(若者を対象として就業時間外に新たな学びの場を提供する活動)は仕事を終えた後に通う大切な場所となっている。呂さんは「以前は仕事の後、友達と集まって夕食に行くか、街をぶらつくことが多かった。青年夜間スクールに通うようになって、心身がリラックスして生活が充実しただけでなく、新しい友達もでき、多くの収穫があった」と語った。夜間スクールは新しいスタイルで若者たちに受け入れられつつある。

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4日、北京市朝陽区にあるドライブインシアターで、バイク愛好家の動きを正すインストラクター。(北京=新華社配信)

 北京市朝陽区にあるドライブインシアターは、夜間が映画を上映し、日中はバイク練習場として使われている。若者の間でバイク人気が高まる中、まず練習場でバイクを操る技術を磨き、その後路上で風と自由を感じる人が増えている。一部の人々はさらに進んでプロライダーとなり、余暇を利用してトレーニングや競技に励み、技術を高め続けている。

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来館者に展示品の解説をする河南博物院のボランティア。(4月26日撮影、鄭州=新華社記者/李安)

 「博物館ブーム」が続く中、ボランティア解説員として活動することも人気となっている。河南省鄭州市の河南博物院では、赤いベストを着用したボランティアがとりわけ目を引く。チームには若いメンバーも多く、余暇を利用し、それぞれの専攻に応じて中国語や英語の解説グループや宣伝グループに分かれ、サービスを提供している。河南博物院のボランティアチームによる公共サービス提供時間はすでに累計310万時間を超えた。(記者/沈氷潔)

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