Ｆ１ハースで暴走を連発しているケビン・マグヌッセンに対して、元Ｆ１ドライバーのラルフ・シューマッハ氏が解雇を提言した。
マグヌッセンはマイアミ・グランプリ（ＧＰ）で、決勝はローガン・サージェント（ウィリアムズ）に追突してリタイアに追い込み、スプリントでもルイス・ハミルトン（メルセデス）とのバトルで合計３５秒のタイムペナルティー処分を受けた。中国ＧＰでもＲＢの角田裕毅（２４）に対して無謀な運転を仕掛けてリタイアに追い込むなど暴走問題が騒動になっている。
そうした中、ドイツメディア「モータースポーツトータル」は、シューマッハ氏の見解を伝えた。
「（オリバー・）ベアマンがフェラーリから（ハースで）チャンスを得るはずだという情報がリークされている。それは素晴らしいチャンスだろう。しかし、彼らには経験豊富なドライバーが１人必要だが、マグヌッセンではふさわしくないと思う」
ハースは有望株のベアマンを今後登用する構えだが、若手の手本となるべきベテランの同僚に〝ラフプレー〟を連発するマグヌッセンでは不適格というわけだ。
そのためシューマッハ氏はマグヌッセンの解雇を提言。ハースがベアマンを育成するためにふさわしいチームメイトを模索して「誰が行くのか興味がある」と語った。
さらにシューマッハ氏は「私は（バルテリ・）ボッタス（ザウバー）に賭けますが、様子を見てみよう」と予想。マグヌッセンの去就問題が過熱していきそうだ。
