福井県大野市、五番六間交差点付近の五番通りに、雑貨店と古着店が相次いでグランドオープンした。空きビルの一室を改装した店舗にはこだわりの商品が並び、商店街活性化と若者の誘客に一役買っている。
セレクトショップ「MEI」は昨年9月、かばん店があったビルの1階に引っ越した。これまでは店主で1級建築士の川端慎哉さん（49）が改装した、2軒隣のビルの空き部屋で営業。かばん店の閉店を受けて移転し、あえて面影を残しながらガラス張りの外観のおしゃれな店舗に生まれ変わらせた。
洋服や靴、かばん、食器、家具、インテリアと品ぞろえは豊富。店内では飲み物の注文もできる。商店街の高齢化が進む中で、「引き継ぎができるような仕組みを作り、新陳代謝するまちになっていくことが大事」と話す。
MEIがあった場所には、市内唯一の古着店「Bartage」がオープンした。古着好きの男性が昨年5月から定期的に開店し、今年4月から毎日営業を始めた。
⇒【写真】古着店「Bartage」の店内
シックな雰囲気の店内には、取り扱い店舗の少ないワックスジャケットやミリタリーパンツ、色とりどりのトレーナーなどが並び、市外から古着通が訪れる。店主は「古着の良さを一人でも多くの人に伝えたい」と、丁寧に接客に当たっている。
