野呂佳代、“元AKB48”呼びを歓迎 本音吐露「全然イヤじゃない。知らない方が寂しい」

取材会に参加した野呂佳代【写真:ENCOUNT編集部】

『アンメット ある脳外科医の日記』の取材会

タレントの野呂佳代が15日、大阪市の関西テレビで、出演中の同局・フジテレビ系ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(月曜午後10時)の取材会に参加した。

野呂は、杉咲花演じる記憶障害の脳外科医(川内ミヤビ)が勤務する病院で働く麻酔科医(成増貴子)を演じている。腕のたつベテランで、医者として再生しようともがくミヤビを応援する役柄。初日から仲良く話をしているという主演の杉咲については「プロだなというと失礼な言い方かもしれないけど」と話した上で、「物語を作っていく過程を知りながら(芝居を)やっている。若くて、演技力も素晴らしくて、制作のこともできて、空き時間はみんなに気をつかって話をできてっていう。そういうのがミヤビ(の演技)にも表れてるなって思います」と称賛。

「私も成増を演じる上で、(杉咲の)そういう部分も含めて、普段感じているようなことを役に投影させながら見守っていくというスタイルが自然にできているのが良かったなと思います」と口にした。

大島優子らと同期の元AKB48の2期生で、SDN48にも所属し、現在バラエティーからドラマまで活動の幅を広げている野呂は「何でも全力でやったらどうにかできることがある」という信念を貫いているという。「元アイドルの肩書きが早々に取れた印象」と言われると、「全然気にしていなくて、(元AKBとついても)どちらでもうれしいです」と考えを明かした。

かつて元アイドルの肩書きを嫌がるタレントが「事実なんだからよくない?」と言われていたのをテレビで見て、「確かにその通り」と思ったという。野呂は「何なら元AKB48っていうことをみんなが忘れてる、世の中の人が。ちょっと悲しいです。切ない気持ちになりますね」と本音を吐露。「全然イヤじゃない。元AKB48と知らない方が寂しい。あそこでやってきた思い出の中に『私も入れてくれよ』って思いますね」と“元AKB48”を歓迎し、「AKBでいてよかったと思うことが多いです」と断言。昨年、不惑を迎えたが「AKB48卒業生で初めての40歳って自分で思ってるんです」と明るく話し、30代の苦しくて引退も考えた時期を乗り越えた自身に「よくここまでできてるな。感心するな」と思っているとも打ち明けていた。

また、お笑い好きの野呂は、大阪について「芸人さんの町で笑いあふれるという感じ。町が温かい感じが好き」とコメント。ハリセンボン・近藤春菜と旅行の約束もしているとし、「本場の肉吸いを食べたことがない。行ってみたい」と明かしていた。ENCOUNT編集部

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