特大12号を含む3安打の大谷翔平。地元記者からの賛辞止まず「我々は史上最高のものを目の当たりにしている」「信じられない男だ」

圧巻のショータイムだ。

現地5月14日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地で行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に「2番・指名打者」としてスタメン出場し、6試合ぶりの12号ソロを含む5打数3安打2打点と大暴れ。本塁打争いでもアトランタ・ブレーブスのマルセル・オズナに再び並び、ナ・リーグ首位に浮上している。

特大アーチが飛び出したのは、4回先頭の第2打席だ。ここでジャイアンツの先発右腕キートン・ウィンと対峙すると、初球のスライダーをジャストミート。打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離446フィート(約135.9メートル)を計測したこの一発は、右翼スタンドの通路に着弾する“スプラッシュヒット”寸前の先制弾となった。
これを受け、ドジャースのニュースを専門的に扱う『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は、自身のXを更新。「オオタニにとって今年3番目に長い本塁打だ。我々はリアルタイムで史上最高のものを目の当たりにしている」と速報し、「彼は簡単そうにボールを破壊するが、これはスポーツ界で最も難しいことの一つだ」と続けている。

さらに同メディアのノア・カムラス記者は、「信じられない男だ」と反応。「113.4マイルの本塁打、109.4マイル(約176.1キロ)の単打、そして反対方向に90.4マイル(約145.5キロ)の二塁打を放った。第4打席終了時点で、打率は.363、OPSは1.114(試合後の数字は、打率.361、OPS1.107)。これはでっち上げの数字じゃない」と衝撃を隠せない様子だ。

なお、この試合はドジャースが10対2で快勝。貯金を今季最多の「14」に伸ばし、ナ・リーグ西地区首位を独走している。

構成●THE DIGEST編集部

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