49歳モテ男と車いす女性が“恋のかけひき” 『幸せのイタリアーノ』日本版予告&場面写真

ピエルフランチェスコ・ファヴィーノが主演を務めたイタリア映画『幸せのイタリアーノ』の日本版予告と場面写真公開された。

本作は、『これが私の人生設計』『あなたのもとに走る』などのリッカルド・ミラーニが監督を務めたラブコメディ。『シチリアーノ 裏切りの美学』『離ればなれになっても』『ノスタルジア』などで知られるファヴィーノが主人公ジャンニを演じた。『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』『ディアボリック』などのミリアム・レオーネが、障がいを持つヴァイオリニストを演じ、イタリア映画記者組合よりコメディ女優賞を受賞した。

ジャンニ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)は、ハンサムで独身、スポーツマンで女たらしの49歳。一流のアスリートをフィーチャーする有名シューズブランドのトップでもある。女性を口説くためなら何でもする彼は、新しいターゲットを誘惑するために車いすに乗って憐れみを請う。というのも彼が障がい者に対して抱く唯一の感情が憐れみだからだ。そんなジャンニが、ヴァイオリニストで車いすテニスにも情熱を注ぐキアラ(ミリアム・レオーネ)と出会い、人生で経験したことのない感情に激しく揺さぶられてしまう。

公開された日本版予告編は、主人公・ジャンニの素行の悪さを捉えたダイジェストシーンから始まる。そして新しいターゲット・アレッシアを手中に収めようと奮闘する主人公・ジャンニの前に足に障がいを持ったアレッシアの姉・キアラと運命の出会いを果たす様子が映し出されていく。映像では、キアラの「あなたの希望は愛が長続きすることだけど、私の場合、始まること」と、彼女の内に秘めた恋愛観が読み取れるセリフも。後半2人の恋が盛り上がるシーンでは、ザ・ローリング・ストーンズの2005年のアルバム『ア・ビガー・バン』に収録されている「ストリーツ・オブ・ラブ」が印象的に使用されているのも確認できる。

12点の場面写真では、物語の見どころである“恋のかけひき”を漂わせるキアラとジャンニが共に車いすに乗って仲睦まじい姿のツーショットや、ジャンニとキアラのキスシーン、ジャンニの兄と友人とで母の葬儀に参列する場面などが捉えられている。
(文=リアルサウンド編集部)

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