寒冷渦のせい

上空寒気の影響で、本州付近は大気の状態が非常に不安定となりそうです。中国地方や近畿、東海は16日(木)夜にかけて、北陸は16日(木)朝から17日(金)朝まで、急な雨や落雷、突風、ひょうに対して注意が必要です。関東も16日(木)午後は北部を中心に、一部でにわか雨や雷雨があるでしょう。直前までは晴れていたりするので、急な雨に動じないように安全な場所を確保しておきたいです。

16日(木)の最高気温は、新潟や東北の日本海側で28℃前後まで上がるでしょう。一方、冷たい空気が流れ込む西日本は、晴れる地域を含めて気温が低めで、西風が強い島根県の松江は16℃と4月上旬並みの肌寒さとなりそうです。天気、気温ともに何かと平常通りに行かないのが寒冷渦の特徴です。

気象予報士・高橋 和也

画像について:16日の天気予報。

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