夫婦で認め批評し絆強く 10年ぶり「めおと写真展」開催中 福島県須賀川市の武藤秀隆さん・恵子さん

武藤秀隆さん(左)と展示を手伝った孫の巽さん

 福島県須賀川市向陽町の武藤秀隆さん(79)と恵子さん(75)夫妻の「ほのぼの・めおと写真展」は13日から、市内中宿の国分内科クリニック内の六点美術館で開かれている。

 秀隆さんは運送会社を退職後、恵子さんと一緒に郡山市の写真教室「かづら会」に入会し、写真を始めた。2人で頻繁に撮影旅行に出かけ、それぞれの感性を尊重し合いながら、その一瞬を作品に込めている。

 六点美術館でのめおと展は2014(平成26)年以来、10年ぶりとなる。今回は新潟県の山々の風景や、自宅に専用の撮影所を設置して撮っている花と水滴など2人合わせて17点を出展している。孫の巽祐梨さん(28)が展示を手伝った。

 秀隆さんは「妻と認め合い、批評し合うことで絆を強めてきた。今は鳥の撮影に凝っていて、次は鳥の作品も出展したい」と意欲を見せている。

 期間は6月末までで、時間は午前8時30分から午後7時45分(木、土曜日は午後1時)まで。日曜日は休館。入場無料。問い合わせは国分内科クリニックへ。

(県南版)

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