「自分が見つけた感」出しすぎでしょ(泣)『気が合うママ友』と思いきや →【手柄横取り女】だった話

気が合うママ友を作るのは簡単なことではありませんよね。知人はセンスが合ういいママ友ができた! と喜んでいましたが、そのママ友は厄介な特徴を持っていました。今回は知人から聞いた「横取り女」のエピソードをご紹介します。

気が合うママ友ができた!

A子は趣味が合うママ友ができた、と喜んでいました。ママ友のB美とは洋服のセンスや興味を持つものが共通していて、一緒にいて居心地よく感じることができたのです。
会話は盛り上がり、一緒に出掛けることも増えたA子とB美。
ところがB美と一緒に過ごしているうちに、A子は違和感を抱くようになりました。

横取りされてる……?

A子が雰囲気がいいカフェを見つけたので、B美を誘って利用したことがありました。するとB美は後日、他のママ友に「たまたま見つけたカフェが雰囲気良かった」と話していたのです。
また、B美から「最近どんな本を読んでいるの?」と聞かれて気に入った小説を教えたときは、B美は「面白い小説を見つけた!」とA子が紹介した本をSNSに投稿。
B美は、A子が見つけたものをさも自分が発見したかのように言っていたのです。

「よくこんなお店を見つけられたね」「さすがB美、センスいいね」と周囲から褒められるB美を見たA子は、「カフェや小説を見つけたのは私なのに……」と、モヤモヤ。でも、「それを見つけたのはB美じゃなく私」と主張するのも大人げないので、黙っていました。
B美は「たまたま見つけたのよ」と、称賛の言葉を素直に受け取っています。責め立てるほどのことではないけれど、A子はいい気分はしませんでした。

もう一緒にはいられない

B美に対してわだかまりを抱いていましたが、会うと楽しいので、A子は友達付き合いを続けていました。ところが、そんな気持ちを覆す出来事が起きてしまったのです。
B美と一緒に買い物に行ったとき、A子は気になる商品を見つけました。「夫への誕生日プレゼントに買おうか迷っているんだ」と言うと、B美は「それいいね!」とA子に言い、さっと手に取りレジに向かったのです。

逆の立場なら、A子は「それ、買わないなら私が買っていい?」とB美に一言断りを入れてから購入します。量産品ですし、良いものを真似したくなる気持ちは分からなくはないですが、A子は騙し討ちに遭ったような、自分のセンスや手柄を横取りされているような、嫌な気分になってしまいました。
「B美が買うなら、自分は諦めよう」と、商品を元に戻したA子。そんなA子に「A子が気に入ったのなら、私の夫とお揃いで持ってもいいよ?」とB美は無邪気に声をかけてきました。

これまでのこともあり、A子は「私が先に見つけたのに、なんでそんな言い方をするの!?」と、あまりの衝撃発言に卒倒しそうになりました。B美に悪気はないのかもしれませんが、他人の手柄やセンスを奪い取って平気な顔をする人なんだ、と価値観の違いに気づき、距離をおくことにしたそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

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