ヤオコー/目標年商26億円「武蔵浦和店」オープンで浦和ドミナント強化

ヤオコーは5月15日、埼玉県さいたま市南区にショッピングセンター「the market Place武蔵浦和」をオープンし、「ヤオコー武蔵浦和店」を開店した。JR埼京線、武蔵野線が通る「武蔵浦和駅」西口徒歩1分の距離にあり、5月から入居開始予定の武蔵浦和駅直結、「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」に併設して出店した。

<ヤオコー武蔵浦和店>

プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナは、野村不動産とジェイアール東日本都市開発の共創プロジェクトで、「武蔵浦和」駅の新たなランドマークの創出を目指した。「商」「住」「職」一体型大規模複合開発となっている。今回、ヤオコーは商業施設を担い、ショッピングセンター「the market Place」を展開する。

店舗から2km圏内には、既存店として、JR浦和駅前に「浦和パルコ店」、JR南浦和駅前に「まるひろ南浦和」がある。「武蔵浦和店」をオープンすることで、浦和エリアでのドミナントを強化し、商圏内シェアの拡大を図る。

<プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ>

1階に、大和不動産(不動産)、セブン銀行(ATM)、3階にSeria(100円ショップ)、ほけん百花(保険代理店)、トモズ(ドラッグ・調剤)、買取大吉(買取専門店)、ホワイト急便(クリーニング)、パリミキ(眼鏡等)、スリースターダンススタジオ(教室・スタジオ)、4階に、LION(飲食店)、Sunny キッズクリニック(小児科)、陽まわりメディカルクリニック(内科)、武蔵浦和歯科・矯正歯科(歯科)、日暮里眼科クリニック(眼科)、コンタクトのアイシティ(コンタクトレンズ)、5階に飲食店を誘致し、 合計16店舗を集積する。SCのテナントは、5月下旬以降に順次、開店する予定だ。

<主なテナント>

駅周辺は西口エリアを中心に高層マンションが立ち並び、大宮バイパス方面に進むと戸建てが並ぶエリア。武蔵浦和駅は東口・西口ともに再開発地域に位置づけられ、駅周辺地区の整備やマンション建設が進んでいる。商圏人口は、1km圏内5万4000人(2万5000世帯)、2km圏内17万7000人(8万4000世帯)、3km圏内33万3000人(15万9000世帯)となっている。初年度の売上構成比は、生鮮34%、デリカ20%、グロサリー・日用雑貨46%。取扱商品数(SKU)は、生鮮1040、デリカ350、グロサリー・日用雑貨1万1510、合計1万2900。ヤオコーとしては、標準店舗の位置づけで、初年度目標年商は約26億円とした。

<青果売場側入口>

「ヤオコー武蔵浦和店」のストアコンセプトは、 「美味しさ、楽しさを変化で伝え、豊かな食生活を届けよう~常に発見と驚きがあり、毎日来たくなるお店づくり~」とした。美味しさ、楽しさを、時間帯の変化、平日・週末での変化をつけた売場で表現する。

<ローストビーフ>

精肉は、こだわりの肉汁あふれる黒毛和牛の極厚ステーキを品揃えし、楽しい売場を実現。また、自社製造の美味しいローストビーフを使った切り落としやカルパッチョ、ローストポークとの盛り合わせなど、家族で楽しめる商品を中心に、試食販売も含めて提案する。

<水産売場>

鮮魚は、珍しい魚種の盛り合わせやこだわりの生まぐろをメインに、冊やスライス、お造り、食べ比べと品揃えし、美味しさと鮮度を訴求。「豊洲祭り」や「産地フェア」では旬の魚の美味しさを加工技術と売場の変化で、いつご来店しても豊富な魚種と活気ある売場を展開する。

<青果売場>

野菜は、高糖度や丸玉トマトを豊富な種類で提案し、また新鮮で美味しい地元野菜は、売場を拡大して種類豊富に用意した。果物は一年を通して旬果実とカットフルーツを充実させ、暮らしに花を添える切り花や観葉植物は、売場環境の鮮度を保つ工夫を加え提供する。

<幸玄米を使用した商品>

惣菜は、新たに玄米と発酵をテーマに、美味しさと健康を両立した「幸玄米」を使用。栄養価の高い玄米を店内炊飯し、でき立ての柔らかさを提供する。ライブ感あるオープンキッチンの鉄板料理や、冷惣菜「CREATIVE y’s DELI」では、店内で一から作ることにこだわり豊富に品揃えする。

<寿司コーナー>

寿司は、若い人や子どもにも人気の生サーモンを使ったこだわりの美味しい握り寿司をメインに提供。店内製造のおむすびは一日を通して種類豊富に、美味しさと健康を両立した「幸玄米」のおむすびや、ボリューム感ある人気の「肉+DELI」のおむすびなどを販売する。

<インストアベーカリー>

インストアベーカリーは、こだわりの店内製造のたまごフィリングを使ったワンハンドで食べられる出来立てのパンや揚げたてのカレーパンを提供する。また、ランチに合わせた提案としてサンドイッチ・バーガーとスープのコンボも提供する。焼きたてピザは夕方にも選べる売場で展開する。

<ナチュラルチーズ>

日配食品は、素材や産地にこだわった特殊豆腐を、生鮮素材と合わせ美味しく食べられる様々なメニュー提案。またナチュラルチーズの品揃えを強化し、他部門との連携で関連したワインやパスタ、ナッツなど手軽に試せるように食べ方の提案や試食販売を実施する。

<スパイスコーナー>

ドライ食品は、素材の良さを引き立てるスパイスと、汎用性が高く料理の幅が広がるシーズニングを豊富に取り揃え、時短メニューや簡単なおかず・おつまみのメニューを生鮮売場と連動し、幅広いニーズに対応できるよう提案する。

<直輸入ワイン>

豆菓子はオリジナル商品を中心に、選べる楽しさを提供いたします。酒は、直輸入ワインや洋酒を豊富に品揃えし、住居カテゴリーでは、生活の質との関連性も重要視されている歯の健康をふまえ、オーラルケアを重点的に用意した。

<オーラルケア商品>

出店により、店舗数は埼玉県100店舗、千葉県33店舗、群馬県16店舗、東京都14店舗、神奈川県12店舗、茨城県7店舗、栃木県6店舗の計188店舗になる。

<キッズスペースも展開>

■ヤオコー武蔵浦和店
所在地:埼玉県さいたま市南区沼影1ー8ー18
Tel:048-816-9518
敷地面積:5597.36m2
延床面積:3120.59m2
店舗面積:2119.37m2
営業時間:9時~21時45分
休業日:1月1日、1月2日、他1日
年間売上:初年度26億円(予定)
駐車台数:70台(駐輪場268台、バイク10台)
従業員:正社員20名、 パートナー・ヘルパー・アルバイト160名 (延べ人数)

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