2024年5月1日、フジテレビの2024年入社の新人アナウンサーがアナウンス室公式インスタグラムを更新し、新人研修の様子を報告。今回は、初めてのプロフィール写真撮影の裏側です。上垣皓太朗アナ、梶谷直史アナ、高崎春アナ、宮本真綾アナの4人が、どんな視点から自らのプロフィール写真を採用したのか、めざましmedia編集部 新美有加アナウンサーがインタビュー。4人の“ボツ写真”も特別に公開!プロフィール写真を選ぶポイントを紹介します。
【画像20枚】上垣皓太朗&梶谷直史&高崎春&宮本真綾 フジテレビ新人アナウンサー4人のプロフィール 採用写真と“ボツ写真”を見る
上手く笑顔が作れなかった…初めてのプロフィール写真撮影は驚きの連続
前週に引き続き毎日アナウンス研修に励んでいる新人4人。
この日のインスタグラム担当・高崎アナウンサーは「思うように喋れないもどかしさもありますが、日々新たな学びがあり楽しい」と語っています。
話題は、フジテレビ公式ホームページで見られる彼らの「プロフィール写真」、その撮影の裏側について。
「撮影そのものに慣れていない」4人にとって、「カメラや照明などの撮影機材、シャッターを切った後すぐパソコン画面に反映される仕組みなど、全てが新鮮で驚きの連続」だったといいます。
「上手く笑顔が作れなかった」と話す彼らの撮影現場での様子を聞きました。
新美:撮影はどのくらいかかりましたか?
高崎:4人で2時間ほどかかりました。
新美:撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
高崎:引率してくれた鈴木唯アナウンサーを含めて和気あいあいとしていました。
高崎→宮本→梶谷→上垣の順で撮影を行いました。
序盤は撮影された写真が写る画面を他3人が囲み、オフショットを撮っていましたが、最後の上垣の時には少し飽きてしまいオフショットが少なくなってしまいました…。
新美:
一番緊張していたのは誰でしたか?
高崎:
顔が引きつっていた宮本だと思います。
宮本の自然な笑顔を引き出すために、カメラの後ろで上垣と私で軽く踊りました。
力になれたかはわかりません…(笑)
ここからは、4人が採用したプロフィール写真と“ボツ写真”を特別に公開!
それぞれがどのような視点で自らのプロフィール写真を採用したのか見ていきます!
“ボツ写真”特別公開!4人の採用基準は? 高崎春アナ「幼く見えたくないので大人っぽく見えるものを」“かわいこぶっている”ように見えないことも意識
新美:
写真選びのポイントを教えてください。
高崎:
こちらの写真は、顎をひいて首をかしげている様子が場合によっては甘えているように見えそうで避けました。
“かわいこぶっている” と中学生の頃に言われたのが嫌で、この写真だと見方によってはそのように見えてしまう気がしたので採用しませんでした。
高崎:2枚目は、笑顔なのですが目元がくしゃっと笑いすぎているように見えるので採用しませんでした。
高崎:
結果として、全体のバランスが取れている3枚目を採用しました。幼く見えたくないので、この写真のように肩が落ちてスッとしていて大人っぽく見えるものを選びました。
梶谷直史アナ「いつもにこにこしているからこそ、あえてキリっと」“利き顔”も意識
新美:
プロフィールはどんな写真と迷いましたか?
梶谷:
こちらの正面から撮った写真もいいなあと思ったのですが、左からの角度の方が自分の“利き顔”だったので不採用にしました。
梶谷:
一方でこちらの写真は、表情がなかなか柔らかくならなくて、目を大きく見開きすぎて目力が強くなってしまったといいますか…ちょっと圧が強くて怖いので不採用にしました。
梶谷:こちらの写真はいつも笑って生活している自分らしさが出ていたのですが、笑いすぎて目が細くなってしまったので採用しませんでした。
新美:
では、どの写真を採用したのですか?
梶谷:いつも笑ってにこにこしているからこそ、あえてキリっとした顔でギャップを見せたいと思い、こちらの写真を選びました!
宮本真綾アナ「少し顔が丸く見えても、柔らかい雰囲気に見えることを重視」悩ましい判断基準
新美:プロフィール写真を決めた時の基準を教えてください。
宮本:
こちらの写真は採用しようか悩んだのですが、よくよく見ると歯に口紅がついていて不採用に。
その後もしばらく歯に口紅がついている写真が続きました…。
宮本:
2枚目は、顔の右側がよく写る写真は顔の余白が気になったので、顔の右側が見えるものは全体的に避けました。
宮本:
最終的に採用したのはこちらの写真です。
実はこの写真も、「実物より少し顔が丸く見える…」と母に言われたのですが、その一方で柔らかな雰囲気に見えるので「(痩せて見えたいか、柔らかく見られたいか)どちらを重視するかで決めたらいいのではないか」とアドバイスをもらい、この写真に決めました。
私は実際よりもキツく見られがちなので、柔らかい雰囲気に見えることを重視しました。
何より、斜めから撮ったものだと「ばっちりキメている」感じが出てしまうように感じたので、正面からの方が飾らない自分らしい写真だと思ったことも決め手の一つです。
上垣皓太朗アナ「写真や見られ方にあまりこだわりがなく、問題のありそうな写真を不採用にしていく消極的な姿勢で選びました」
新美:
プロフィール写真はどのようにして選びましたか?
上垣:実は写真や見られ方にあまりこだわりがなく、問題のありそうな写真を不採用にしていく消極的な姿勢で選びました。
上垣:
例えばこちらの写真は顔がぼけーっとしているため不採用に。
上垣:
こちらも、顔がニヤっとしているため見送りました。
上垣:
こちらは目を見開きすぎているのでやめました。
上垣:こうして、これはプロフィール写真には向かないと思うものを不採用としていきました。
新美:
消去法のようですね。その中でも大事にしたことは?
上垣:
あえて言えば、自然体な自分が表現できていることを重視しました。
こうして写真一つを取っても、その判断基準や判断そのものに悩む人、悩まない人それぞれの個性が出た形になりました。
先輩アナはどう選んでいる? 写真からは声が出ない!その中で自分の良さを出すには?
アナウンサーのプロフィール管理を担当している谷岡慎一アナウンサーに話を聞きました。
新美:
プロフィール写真はどのような場面で使用されるものでしょうか?
谷岡:
アナウンサーのホームページはもちろん、番組やイベントの出演者紹介などにも使われます。
その他会社に『◯◯アナウンサーの写真を使いたい』と依頼が来た場合、プロフィール写真が使われます。
対外的なものなので非常に重要です。
新美:
撮り直すことはあるのですか?
谷岡:数年に一度、撮り直します。
それ以外にも、大きく髪型が変わったり雰囲気が変わったりした場合も撮り直しをします。
新美:証明写真やエントリーシート用の写真との共通点や違いは?
谷岡:このプロフィール写真は会社が管理してくれているものです。
また写真からは声も出ないので、見たままの印象しか与えることができません。
その中で自分の良さをどうすれば写真で伝えられるかを試行錯誤するということにおいては大きな違いはないと思います。
新美:自分のプロフィール写真について、何枚もある中での決め手は何でしたか?
谷岡:僕は大きなこだわりはなかったので、仲の良いアナウンサー数人に見てもらって決めた覚えがあります。
新美:他のアナウンサーのプロフィール写真をチェックする時に気を付けていることは?
谷岡:自分で選ぶと意外と不自然な笑顔を選んでいることが多いので、いかに自然な表情ができているかを一番に見ています。
新美:新人4人の印象とアドバイスは?
谷岡:上垣は、音声化が器用なベテラン感漂う若者。
梶谷は、荒削りだけど真っ直ぐな頑張り屋。
高崎は、人の気持ちに寄り添え、よく笑う人。
宮本は、福岡出身の真面目な子ですね。
アドバイスは…
失敗できるうちにたくさん失敗して、一つでも多くのことを学んでいってください。
インスタグラムの投稿では「この写真と一緒に色々な仕事に挑戦してまいります!」と締めた4人。これからの活躍に期待してください。#フジアナ研修中#上垣皓太朗 #梶谷直史 #高崎春 #宮本真綾