「激やつれ」に報道陣騒然! 56日ぶりマスコミと接触の水原一平被告「ボサ髪&白髪」にありありと見えた心労

罪状認否を終え、連邦を去る水原一平被告(写真・AP/アフロ)

5月15日(日本時間・以下同)、ドジャース・大谷翔平の元通訳で、銀行詐欺など複数の罪に問われている水原一平被告が、米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。その際におこなわれた罪状認否で、形式的に“無罪”を主張した。水原被告はすでに検察側との司法取引で有罪を認めているため、次回の罪状認否では、有罪を認める見込みとなっている。

水原被告には、初出廷の4月12日以来となる公の場。そのときは報道陣との接触はなかったが、今回は報道陣の待ち構える連邦地裁前に、車から降り立った。その際、報道陣からは驚きとともに、大きなため息が漏れたという。

「我々との接触は、3月20日の韓国シリーズでの開幕戦以来、56日ぶりでしたが、はっきり、やつれたと分かる姿が印象的でした。目線は前方を見つめているんですが、生気がなく、どこかうつろ。以前の彼の髪はサラサラでしたが、今回は、セットも不十分でボサボサ。また右耳の上あたりには白髪が密集して、心労が重なっているな、と思いました」(現地記者)

日米合わせると50人以上の報道陣が詰めかけ、水原被告に質問を投げかけた。

「水原さん、大谷さんにひとことありますか?」

「本を書きますか?」

「大谷選手のファンや水原さんを応援してきた人を裏切ったことについて、何かひとことありませんか?」

矢継ぎ早に繰り出される質問。だが水原被告はいっさい答えることなく、前方を見つめるだけだった。

罪状認否は10分もかからず終了。再び報道陣の前に姿を現した水原被告だったが、同じように無視を決め込み、迎えの車に乗り込んだ。

ニュースを見たファンからは「やつれている」「頬がこけ、すごく痩せた」といった心配する声も多かったが、同時に「ふてぶてしくみえる」と、以前のイメージからかけ離れた印象の声も聞かれた。

一方で、審理では開廷の30分前に裁判所が報道陣に対し、「安全上の責任を持てない」とし、急きょ、報道陣は隣の法廷に移された。審理も音声だけの公開となった。

「移された理由もはっきりしませんでしたし、集まった報道陣は当然、裁判所に抗議しました。それでも、受け入れられることはありませんでした。ベテランの記者からは『前代未聞のことだ!』という声も聞かれましたが、それだけ全米、日本でも注目されたことなので、慎重に進めているのでしょう」(前出・現地記者)

今後は6月14日に連邦検察、裁判所、水原被告が集まり、状況確認会議が開かれる予定だという。水原被告が生気を取り戻す日は、いつか。

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