小型プロペラ機「胴体着陸」で運輸安全委が調査官派遣へ 福井空港16日夕方まで滑走路閉鎖

15日午後、福井県坂井市の福井空港に小型プロペラ機1機が胴体着陸した事故で、運輸安全委員会は16日、調査官3人を現地に派遣し当時の状況を調べる予定です。

福井空港事務所によりますと15日午後1時45分ごろ、福井空港で1機の小型プロペラ機が滑走路上に胴体着陸しました。

小型プロペラ機は個人が所有するもので、80代の男性が操縦士として1人で乗っていましたが、けがはありませんでした。男性は滑走路に着陸しようとした際、車輪を出す操作を行ったものの、完全に車輪を出す前に着陸したということです。操縦士は午後1時40分からおよそ1時間、離着陸を3回繰り返す訓練を行う予定でしたが、1回目で胴体着陸したとみられています。

福井空港は定期便の運航はなく、主にチャーター便やプロペラ機の離着陸に使われていますが、滑走路は16日午後5時まで閉鎖される予定です。

運輸安全委員会は16日、航空事故調査官3人を福井空港に派遣して事故の原因や当時の詳しい状況を調べる予定です。

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