大量の電力を消費するデータセンターが集まる千葉県印西市に、新しい変電所が建設されました。
6月からの運用開始を前の5月15日、報道機関に公開されました。
地盤が硬く、地震に強いとされる印西市には、大量のデータを保管したり処理したりするデータセンターの進出が相次ぎ、今後の電力需要は、200万キロワットと現在の供給力の2倍近くに迫る見込みです。
このため東京電力は、印西市に千葉印西変電所を新たに作り、6月から60万キロワットの電力を供給する体制を整備しました。
変電所は、約6万平方メートルの敷地に変圧器やブレーカーのような装置などの設備を備え、送られてきた高圧の27万5000ボルトを6万6000ボルトに変え、電力を供給していきます。
千葉印西変電所と船橋市にある新京葉変電所をつなぐ地中送電線も新たに建設され、地下に掘られたトンネル内に10キロメートルを超える長さの電力ケーブルが敷設されました。
いずれも、運用は6月上旬から始まる予定で、千葉印西所は今後、変圧器を増やし、最大120万キロワットの電力を千葉ニュータウンエリアに供給していくということです。