『僕のヒーローアカデミア』アメリカNo.1ヒーロー、スターアンドストライプの壮絶な最期に視聴者号泣「どこまでもカッコいいよ、あんた!」

『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載中、堀越耕平氏による漫画『僕のヒーローアカデミア』、通称“ヒロアカ”。2014年7月の連載開始から今年2024年で記念すべき連載10周年を迎えた本作は、4月4日に発売された最新40巻まででコミックスシリーズ世界累計発行部数1億部を突破。そしてついに、TVアニメシリーズの第7期の放送がスタート。第2話(通算140話)『亡霊』が5月11日夕方5時30分より、読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット(※一部地域を除く)で放送された。

本作は“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々が当たり前に暮らす世界を舞台に、主人公の緑谷出久(みどりや いずく)(CV:山下大輝)が“個性”を悪用する犯罪者“敵<ヴィラン>”に立ち向かう“ヒーロー”になるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間たちと共に成長していく物語。アニメ第7期では、孤独な戦いの末にクラスメイトの思いを受けて「ひとりじゃなく、皆で戦う」という決意を新たにしたデク(緑谷出久)と、巨悪オール・フォー・ワンに取り込まれそうになりながらも「すべてを壊す」という信念で突き進む死柄木弔(しがらき とむら)、この2人を中心とした原作コミックス34巻収録・第329 話からの戦いが描かれる。

◆新型極超音速大陸間巡航パンチ

ケラウノスで死柄木を突き刺し続けるスターアンドストライプ

アメリカからやってきた、スターアンドストライプ(CV:朴璐美)。自身の個性“新秩序(ニューオーダー)”と、空軍との熟練の連携で死柄木を圧倒する。レーザーを集中させ1本の巨大な槍(やり)を作り出す“ケラウノス”の高出力レーザーの持続圧力で、死柄木弔(CV:内山昂輝)を突き刺し続ける。そこへアメリカが保有するミサイル、“新型極超音速大陸間巡航型ミサイル・ティアマト”が到着する。死柄木は「この攻撃が俺に効かないことは分かっているはず。ダメージを再生させないため、結束レーザーで留め置いている状態…。つまりこの状況、一撃で粉砕できなきゃ意味がないことをMs.スターは理解している…。何か待ってるな?今以上の火力が出る何か。まさか…」スターが次の一手にうってくることを察知する。ティアマトに触れたスターは、「ティアマトは旋回する」という“新秩序(ニューオーダー)”で、ティアマトごと死柄木にたたきつける“新型極超音速大陸間巡航パンチ”を発動する。海も空も割れるような激しい爆音と共に火柱が上がり、海底がむき出しになる。跡形もなくなった場所を見て「やったか?」そう思うスターだが、その瞬間、海底に空いた小さな穴から焼けただれた死柄木が飛び出して来る。

“新型極超音速大陸間巡航パンチ”を放つスターアンドストライプ

スターが何かを仕掛けてくることを察知していた死柄木。これまでの戦いで【新秩序】の制限が2つまでと察知していた死柄木は、ティアマトをたたきつけられた瞬間にノームを囮(おとり)にして、“崩壊”で地下深くに潜ったのだった。「俺が敵じゃなきゃ火力不足なんて言い訳せずに人生終えられたのにな。その個性、よこせよ。俺が(僕が)もっとうまく使ってやる!」オール・フォー・ワン(CV:大塚明夫)の人格が現れながら、そう言ってスターに向かっていく死柄木。「やれ!スター!俺ごとトムラをたたきつぶせ!今なら機体の爆破の衝撃で今のダメージ具合なら俺の爆破で塵(ちり)にできる!」そう“ブロス”が叫ぶが、スターは死柄木の再生が間に合っていることを確信。そしてなにより、“ブロス”たちの笑顔が脳裏をよぎるのだった。スターが“ブロス”たちの笑顔を思い浮かべ、一瞬ほほ笑むと、その顔を死柄木がつかむのだった。

いつも笑顔で、スターを信頼してくれていた“ブロス”たち

◆奪われた“新秩序”

死柄木が一番嫌だったのは“新秩序”と“ワン・フォー・オール(OFA)”の結託だった。世界中のヒーローが日本に集結するのを遅らせたのも、身体を完成させたのち“OFA”を奪い、そのあとに“新秩序”を相手取るためだったのだ。すべてを無に帰す力の結晶である“OFA”を手に入れられれば“新秩序”含む世界の結託も象の前の蟻(あり)に等しい。スターの上陸は死柄木が一番嫌がる展開であり、戦いは不完全な身体でのギャンブルだった。「賭けは俺の勝ちだ!アメリカ!」そう言い、スターの能力を奪う死柄木。「獲った!」そして、奪い取った個性“新秩序”を発動しようとする。「ニューオーダー!大気は…」しかしそこまで言いかけると、「何が起きてる?個性が、破裂していく!!」死柄木の身体は内部から風船のように破裂していくのだった。

スターは死柄木に捕まる前に、自身に「“新秩序”は他の個性と反発する」と付与していた。そのため、死柄木の身体の中で“新秩序”は他の“個性”たちと激しくぶつかり、まるで共食いのように反発しあい破裂していくのだった。「最悪は、個性を奪われて全滅すること。私の身体も守れたらよかったけど、それはプラスアルファね。世界の脅威と私1人の1対1交換なら安いものでしょう。“ブロス”今までありがとう。アグパー司令、無理ばかり言ってごめんなさい…」そう言い、崩れ落ちながら海に落ちて行くスター。個性は『奪う』か『与える』か。『破棄』はできない。死柄木は身近にいるパイロットたちに“新秩序”を付与しようとするが、スターが死柄木の中で戦い続けていることを理解した“ブロス”たちは、死柄木にレーザーを放射し続ける。「あの時、あなたが私を助けてくれたから、素敵な夢におぼれられた。だから、オールマイト、これが私の恩返し」“ブロス”たちに敬礼して、海に沈んでいくスター。「超えてたよ。おまえは。スターアンドストライプ。最高のヒーローだったよ」そう言いながら、きらきらと輝きながら海面に散っていくスターのかけらを見つめる“ブロス”だった。

オールマイトを心の師と仰いでいたスターアンドストライプ

「またおまえか…!結局どこまでもおまえかオールマイト!!」そう叫びながら、空軍の手を逃れた死柄木は、“新秩序”を付与できる者を探していた。民家に潜伏していた強盗殺人犯の前に現れた死柄木は、一旦その者の個性を奪って無個性にしてから、“新秩序”を付与して自身の身体から取り出し、保管しようとしていた。しかし、そこにスターの顔が現れ「バーカ!“新秩序”は他の個性と反発する。おまえがたくさん個性を持っていたおかげで、私も反発されまくって消える。よく覚えておきな。ジョン・ドゥ(名無しの権兵衛)。人が人を助ける限り、英雄の意志を継いだ誰かが必ずおまえを討ち滅ぼす」という声が聞こえてくる。「英雄の誰か…。緑谷…」死柄木は、緑谷出久の顔が浮かぶのだった。

◆とっくに孵化(うか)した卵たち

訓練を続けて力をあげていた生徒たち

アメリカ空軍の戦闘機から得た死柄木の戦闘データから、本来なら死柄木は明日にでも完全体になる予定だったことが分かる。しかしスターが食い止めたことで1週間は動けなくなった。奪われた“新秩序”が毒のように死柄木を蝕(むしば)み、持っていた相当数の個性が損壊したとみられていた。「この時間を有効に使い、死柄木とオール・フォー・ワンを倒す」そう雄英高校ヒーロー課の生徒たちに伝えるオールマイト。動けないとはいえ、最強のヴィラン死柄木、そしてオール・フォー・ワン。その他多くの敵を前に、日本のヒーローで前線に立てるものは半数にも減っていた。「スターの殉職を前に敢えて言う。君たち自身と君たちが守りたいものを守るために、この猶予を使って少しでも力を底上げしてもらう」とオールマイトが言うが、「んなもんとっくにやってるわぁ!」という爆豪(CV:岡本信彦)。クラスの面々は、ずっと訓練を続けていた。その頼もしさにオールマイトは、入学したての一同に「始めようか有精卵共!」と呼びかけた時のことを思い出す。「あの日の卵たちはとっくにかえっていて、嵐にもくじけず、今頼もしく羽ばたかんとしている。オール・フォー・ワン、やはりおまえはバカなことをしたよ。改めて言おう、このクラスは強いぞ」そう思うオールマイトだった。

生徒たちの成長を感じるオールマイト

◆スターアンドストライプの壮絶な最期に視聴者号泣!「どこまでもカッコいいよあんた!」

アメリカ№1ヒーロー、スターアンドストライプ。その戦いに大きな期待が高まったが、無念の最期を迎えた。スターの最後に視聴者からは、「最後まで“新秩序”を最大限に活かして、次につないだスターはカッコいいよ!」「分かっていても涙があふれてしまう。スターのカッコよさが脳裏に焼き付いて離れない」「つらくてつらくて今もまた涙が…。会わせてあげたかったなぁ」「どこまでもカッコいいよあんた!目の輝きが消えないところも印象的だった。こんな戦い方もあるとは…!」などと、視聴者からは悲しみの声が集まっていた。

アニメ『僕のヒーローアカデミア 7期』第141話『敵<ヴィラン>』は、5月18日(土)夕方5時30分より読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネットにて放送。

アニメ『僕のヒーローアカデミア 7期』
放送:毎週土曜夕方5時30分 読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット ※一部地域を除く
配信:各動画配信サービス 毎週土曜よる6時00分最新話順次配信

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画像提供:©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

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