9日、貴州仏頂山国家級自然保護区で満開となったシイの花。（石阡＝新華社配信/夏磊）
【新華社貴陽5月15日】中国貴州省銅仁市石阡（せきせん）県の貴州仏頂山国家級自然保護区で、天然林の花々が満開を迎え、大勢の観光客を楽しませている。
林にはブナ科のクリガシ、ハリジイノキ、スダジイのほか、ツツジやツバキ、オトメザクラなどが分布し、数十キロにわたる常緑広葉樹林帯を形成している。貴州大学林学院の安明態（あん・めいたい）教授によると、一帯は中国西南地区で最も保存状態が良く、集中し、整った天然シイ林で、分布規模と生態系の真正性が非常に貴重だという。
広大な林が守られたのは同保護区が適切な時期に設立され、森林と村落が融合してきたことなどが要因。地元に住むコーラオ族の人々は毎年旧暦2月1日に鳥類と環境の保護を主題にした祭り「敬雀節」を営む。300年以上続く祭りには、人と自然の調和と共生への祈りが込められている。（記者/李黔渝）
9日、貴州仏頂山国家級自然保護区で満開となったシイの花。（石阡＝新華社配信/夏磊）
9日、貴州仏頂山国家級自然保護区で満開となったシイの花。（石阡＝新華社配信/夏磊）
9日、貴州仏頂山国家級自然保護区で満開となったシイの花。（石阡＝新華社配信/夏磊）
9日、貴州仏頂山国家級自然保護区に広がるシイの天然林。（石阡＝新華社配信/夏磊）
9日、貴州仏頂山国家級自然保護区に広がるシイの天然林。（石阡＝新華社配信/夏磊）
