@JAMと六本木アイドルフェスティバル、東急歌舞伎町タワーにおけるエンタテインメント施設の企画・運営を行なうTSTエンタテイメントの3者がタッグを組んでお届けする都市型サーキットフェス<歌舞伎町UP GATE↑↑2024>が、5月5日(日)、6日(月・祝)に開催された。
同イベントでは、約170組のグループがZepp Shinjuku(TOKYO)、新宿BLAZE、新宿LOFT、新宿MARZ、DHNoAなどの会場で多彩なパフォーマンスを披露し、大きな熱狂を生み出した。
本記事では、その中から6日の新宿MARZに登場した塩見きらのライブレポートをお届けする。
取材&文:赤木一之
2023年の神宿の活動休止後、ソロ活動を続けている塩見きら。4月29日でアイドル活動5年を迎え、5月8日には5周年を機にグラビアを解禁するなど注目を集めている。
ステージでは、《L・O・V・E ラブリーしおみ!》のSEとファンのコールに合わせ、5周年記念のドレス衣装にヒール姿で登場。凛とした佇まい。胸には大きなハート。神宿での担当カラーの緑。そして、1曲目は神宿の「はじまりの合図」。自身が加入した際の神宿新メンバーオーディションのテーマ曲であり、加入1周年でソロバージョンもリリースした歴史のある楽曲だ。
ロックサウンドに乗せて優しく響く、透明感のある歌声。“声聞かせてー!”の掛け声に、ファンもクラップとコールで呼応。“最後までMCなしでいくんで、この先一緒に跳んでくれますか!”と気合いを入れ、ティーンポップ「スパイラる」へ。心地よいサウンドと歌声。アンニュイな《うっうー》のスキャット部分もクセになる。サビの《飛ぶように全部忘れて》で、フロアを跳ねさせていく。
続いて神宿の楽曲「ビ・ビ・ビ♡」のイントロが流れると、“みなさん声出せますか?”とフロアのわき具合いをチェック。しかし、思ったよりも声が出ていない状態に、怪訝そうな表情で、“ヲタク! そんなもんなの!?”と一喝。ファンもすかさずギアを上げる。
鳴り響くしおみぃコール。《格好つけて 飛び立とう》で歌い切り、後ろ姿からの振り返りで両手ハートを決めると、歓声と拍手が起こった。
ラストは1月にリリースした新曲「Math de Lovin’」。“ヲタク、もっと行けるよね?”と再び煽る塩見。曲中に校歌が入るなど、展開が面白く、高音の歌声が気持ちのいい楽曲。ファンのボルテージもアップしていき、愛媛県出身の塩見が“きら推さんとなんしよん?”と放つと、“推しとるよー!”と叫ぶ。
曲の終わりに差し掛かると、“みなさん今日はありがとうございましたー! 1人で出るの緊張したんですけど、一緒に盛り上げてくれて楽しかったです!”と、素直な気持ちを打ち明けた塩見。会場からは温かい拍手が送られた。