漁師を育成「かがわ漁業塾」の開講式 18歳の男性ら2人が6カ月間、漁の方法など学ぶ 高松市

漁師を育成する「かがわ漁業塾」の開講式が高松市で開かれました。

減少している漁師を育成しようと香川県水産振興協会では2015年度から毎年、漁業塾を開いています。

2024年度はこの春高校を卒業したさぬき市の池田遼斗さん(18)ら2人が入塾しました。池田さんは釣りが趣味で、漁師のいとこの影響を受けて入塾を決めたそうです。

(かがわ漁業塾に入塾/池田遼斗さん)
「(さぬき市)志度の漁師だったら『池田』と、そういう漁師になりたいという思いがある」

漁師の高齢化や後継者不足、海の環境の変化による漁獲量の減少など漁業を取り巻く環境は厳しさを増しています。香川県では1998年に4372人が漁業に従事していましたが、20年後の2018年には1913人まで減っています。

入塾した2人は2024年11月まで6カ月間、先輩漁師などから漁の方法や心構えなどを学びます。

(香川県水産振興協会/嶋野勝路 会長)
「漁業の魅力を身をもって体験してくれたら今後いい漁師になると期待している」

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