【独自】河川敷に勝手に“本格レース場” 全長1.5km 住民は騒音に悩む

埼玉・熊谷市の荒川河川敷を上空から撮影した映像に映る、ヘビのようにクネクネと広がる謎の模様。

謎の正体を探るため、河川敷につながる細い道を抜け、その場所へ。
そこにあったのは、山道や林道などを走る「オフロードバイク」向けのレース場だった。

過去の衛星写真では、ただバイクが走ったような細い跡だったのが、2023年くらいに本格的なバイクコースに変貌。
許可なく勝手に作られていたという。

ジャンプするためとみられる急な坂は、重機でないと作れそうにない。
全長1.5kmにも及ぶコースは、驚くほど本格的なものだった。

休日になると、多くのオフロードバイクがコースを走り、付近の住民は、そのエンジン音に悩まされていた。

近隣住民「レースというか練習なのか、うるさい。畑とか、場合によっては入ってきたり」

こうした目に余る迷惑行為を受け、警告の看板や進入防止のガードレールが設置された。

以降、新たなコースが作られることはなくなったというが、付近の住民によると、中には柵を壊して入り、レースをするライダーもいたという。

河川敷を管轄する荒川上流河川事務所は「勝手に土地を造成することや、オートバイの走行により土地を占拠する行為は、河川法に違反しています。ルールを守っていただくようお願いします」とコメントしている。

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