現場から立ち去った黒キャップの男を追う…札幌・中央区のひき逃げ事件 被害者の上司が証言「男に『大丈夫ですか?』と声かけられた」

14日、札幌市中央区で起きたひき逃げ事件で、被害者の勤務先の上司が取材に応じ、当時の状況が徐々にわかってきました。
車を運転していた男は、今も逃走中です。

事件直後の現場写真です。黒のキャップをかぶった男が追突された乗用車に駆け寄り、車の中の人に声をかけています。
その後、男は自分の乗っていた車に戻った後、現場に車を置いたまま行方がわからなくなっています。

事件があったのは、札幌市中央区の国道230号線で、14日午前、白の乗用車が信号待ちの乗用車に追突。
追突された車の3人が軽いけがをしました。

3人の勤務先の上司は、「事故の直後、男に『大丈夫ですか?』と声をかけられた。その後、男とは会話をしておらず、男は車に戻った後、いつの間にかいなくなった」と話しています。

和久井有紀乃記者
「目撃者によりますと、男はこちらの交差点で事故を起こしたあと、東方向へ立ち去っていったということです」

逃げた男の行方は今もわかっていません。

目撃者
「(車の)破片も道路に飛び散るような形だったのでかなりスピードは出ていて、(男が)すぐ降りて大丈夫ですかと駆け寄っていたのは見かけた。それ以降、運転手は見ていない」

警察によりますと、車の名義は、運転していた男ではないということで、ひき逃げ事件として逃げた男の行方を追っています。

© 北海道放送株式会社