浸水想定区域を知り災害に備える 県災害リスク情報システム運用開始

県は災害リスクに備え河川が氾濫した場合の浸水想定区域について細かく確認できるシステムの運用を開始しました。

2023年6月、県内では初めて線状降水帯が発生し、あわせて45棟が床上・床下浸水するなど大雨による災害リスクが高まっています。これまで県では想定される最大規模の降雨によって河川が氾濫した場合に浸水が想定される「区域図」を河川ごとに公表していました。しかし、どれくらい浸水するのか深さの区分が大まかであることなど、県民から「わかりにくい」などの声があったといいます。今回、改良した「災害リスク情報システム」では、これまでの大雨に関する気象情報などの機能に加え、地図上の地点をクリックすると、どの河川から浸水リスクがあるのかすぐに表示され、より詳細な浸水の深さをミリ単位で確認できるということです。

山下知事

「自分の家の近くにどんな川が流れていて、どれくらいの氾濫リスクがあるのかということはあまり普段意識されない方が多いと思うんですよ。大雨による被害というのが今後十分予測されますので、それに備えていただきたい。」

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