四万十川の特産品を守れ! アオサノリ・スジアオノリの陸上養殖施設 四万十市で建設へ【高知】

四万十川の特産品で不良が続くアオサノリやスジアオノリの陸上養殖に取り組む施設が建設されることになり、5月15日に高知県四万十市の現地で地鎮祭が行われました。

アオサノリやスジアオノリの陸上養殖場を建設する四万十市下田で15日に地鎮祭が行われ、陸上養殖に取り組む市内の加工販売会社・加用物産などから関係者20人ほどが参加し、工事の安全を祈願しました。加用物産によりますと、スジアオノリは2019年から、アオサノリは2021年ごろから四万十川でまったく取れなくなったということで、安定した供給を目指し約1600平方メートルの養殖場を建設することになりました。

現地には、最大7トンの水が入る水槽など大小32機の水槽を設置し、地下から汲み上げた水でアオサノリとスジアオノリ各1トンずつ、年間合わせて2トンの収穫を見込んでいます。

陸上養殖場は、10月をめどに稼働を始める予定です。

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