雨の多くなる時期に備えて、岩手県内で国が管理する5つのダムで15日、大規模な洪水の発生を想定した訓練が行われました。
訓練に参加したのは、四十四田ダムや御所ダムなど県内の北上川流域の5つのダムを管理する国土交通省・北上川ダム統合管理事務所の職員など40人です。
このうち四十四田ダムでは大雨で北上川が増水し、盛岡市の明治橋付近で氾濫危険判断水位に達する可能性があるとの想定で訓練が行われ、ダムの貯水能力を超えない範囲で下流への放流量を抑制する「特別防災操作」が行われました。
(北上川ダム統合管理事務所 小田桐 淳司 所長)
「大規模な洪水が発生した際も慌てることなくしっかりと対応できるように訓練を通じてレベルアップを図っていきたい」
訓練に参加した職員は、市町村との情報共有の手順なども確認し、大雨と洪水の発生に備えていました。