青森市のタクシー会社が「日本版ライドシェア」参入へ 金曜夕方から土曜早朝にかけて6台の利用を検討

タクシーのドライバー不足の解消などに向けて国が導入を進める「日本版ライドシェア」の話題です。こちらはタクシー事業者の管理のもとで、地域の一般ドライバーと自家用車を活用して有料で人を運ぶサービスで、この取り組みに青森市のタクシー会社が参入を届け出ました。

東北運輸局に届け出たのは、青森市の「成長タクシー」です。青森県内初となる「ライドシェア」の参入に向けて準備を進めています。

【成長タクシー 田中隼人統括マネージャー】
「ピークタイムの時間帯は、どうしてもなかなか車をお回しできないという状況を踏まえてですね、今回参入を決めたところでございます」

成長タクシーでは、タクシーが不足する金曜の夕方から土曜の早朝にかけて、6台の利用を検討していて、ドライバーは会社の事務社員を予定しています。

東京や京都などで、すでに利用が始まっているライドシェア。運賃は事前に確定し、配車アプリを使ってのキャッシュレス決済が原則となります。

【成長タクシー 田中隼人統括マネージャー】
「配車アプリを利用して、ご年配の方々が利用するのはハードルが高いのですが、直感的に操作できる配車アプリにどんどん整備されて、アップデートされておりますので、快適さ・便利さに気付いてほしいなというところでございます」

東北運輸局によりますと、浪岡地区以外の青森市などを範囲とする「青森交通圏」に事業所を置くタクシー会社16社のうち14社が、現在参入の意向を示しているということです。

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